どうしたらいいの?夫婦の子育て分担

理想と現実

理想とされる家事育児の夫婦の分担割合は「男性50%、女性50%」で、約4割超えをしています。しかし、現実には「男性10%、女性90%」が一番多いと言われており、ほぼ理想とはかけ離れた結果となっています。この結果は年齢で異なっており、若い夫婦の世帯では理想の割合が2割を超えていてどの年代よりも多いのです。年齢が上がるごとに理想の割合が減っています。その理由に男女どちらも家庭科の授業を受けるようになったからとも言われています。元々女子のみが受けていた家庭科を男女ともに授業を受けることで実際に触れることができ、区別が無くなってきたのかもしれませんね。最初から理想を目指すのではなく徐々に近づいていけるようにしていければ良いですね。

どうすれば分担しやすくなる?


まずは、家事と育児にはどれだけやらなければいけない事があるのかを書き出していきます。これまでに出してきた例を含めお料理なら朝食、夕食、お弁当などと細かく分けて書き、保育園からの呼び出しは誰が対応しているのか授業参観へは誰が行っているのかなどもぜひ書き出してみましょう!最後に現在はパパかママどちらがその家事育児をしているのか表などにしてまとめます。そうすることで目に見えるようになり、お互いに初めて気づく事も出てくるのではないでしょうか?そして2人で話し合い、再度分担をして新しく始めてみるのも良さそうですね!

気を使ってしまうことも

1人目が生まれてから夜泣きをすることが多く困っていました。その時私は仕事を辞めており専業主婦をしていました。「パパが1人で働いてくれている」「負担をかけちゃダメだ」「疲れてるから起こさないようにしなくちゃ」と全て自分で抱え込んでいました。ママは分かってくれる人もいると思いますが、寝ている間に赤ちゃんがただ寝返りやビクッと動いただけで目が覚め起きてしまう事が良くありました。いつ起きるか分からない状態で、眠りは常に浅かったと思います。ある日、夜寝ている時に私は息子が泣いた事に気づかずハッと起きるとパパが抱っこをして寝かせてくれていました。私はそれを見てやってしまったと心の中で思ってしまいました。しかし、パパは「寝取っていいよ。疲れとるやろ。いつも寝かせてくれとるんやし。」と言ってくれてとても気持ちが軽くなりました。きっと気を張った毎日が続き、知らないうちに疲れが溜まっていたのでしょう。パパとママが倒れてしまっては大変です!無理はしてはいけない。協力することはとても大事な事だと気付きました。私はパパは仕事が忙しくて大変だからとか疲れているだろうから自分がしようという気持ちが正直強かったのですが、育児や家事を一緒に協力して分担する事は必要なのではないかと思います。これからはちゃんと話し合う時間を作り、これからのためにも考えていくのは大事なことだと感じました。

1人では抱え込まない

昔は男性が働いて女性が家事をこなし家にいるというのが当たり前でしたが、現在では沢山の母親が働きに出ています。専業主婦で家にいても育児は仕事と言ってもいい程体力も奪われますし、ストレスも溜まります。最近では出産後に鬱になる母親が増えてきています。それは1人で抱え込むことも原因の1つでしょう。私も経験しましたが抱え込むことがどれだけ負担になるか、子供は小さくても察知することがあります。ママの気持ちなどが伝わることもあるのです。ですからぜひパパや両親、支援センターや相談所でもいいので話を聞いてもらったり、パパとの家事育児分担を試みてみましょう!