8歳になる男の子の子育てについて、その難しさや楽しさ

子どもの自意識の芽生えに寄り添う

私は子育ては、あまり「こうあるべき」とは考えずに、その場その場で対応するようにしています。そして子供をなるべく子ども扱いしすぎないようにしています。もちろん、甘えてくるときには全力で可愛がりますし、まだまだすべて自分でやらせるわけにはいきません。でも、小学生となると、夢中になっていること、友達関係、勉強、色々な部分で自分の世界が出来上がっています。それを大人目線で「くだらない」「為になる」と切り捨ててはいけないと感じています。うちの子はおしゃべりなので、ポケモンのこと、妖怪のこと、学校のこと、友達のこと、さまざまな話をしていきます。もちろん、面倒ですし興味もないので、全部きっちりは聞いていません。ただどんなことに夢中になっているのかとか、友達関係のことでどんなことが印象に残るのかとか、断片的にでもちゃんと耳を傾けるようにしています。

子どもと意見が合わない時は


ちなみにわたしは、ポケモンはあまり好きではないのですが、その好きではない理由もきちんと息子に説明しています。あくまで「ママは、こういうのが好きだから」というように、自分の意見として述べます。好き、嫌い、良いと思う、良くないと思うというのを、なるべく「ママの考えはこうだよ」といって話すようにしています。
ちなみに息子はゲーム好きですが、私はゲームは小さいころからあまり好きではありません。でもだからゲームの時間を制限するというのではなく、一応理由としては「目が悪くなる」「夢中になりすぎて、やらなければならないことが疎かになる」「話を聞かなくなる」「ゲーム以外の遊びをしなくなるのはもったいない」というようなことを挙げています。ただゲームに関しては、ちょっと理屈を上手く話すのは難しいですね。大人も好きな人はやりますから。好きな人の気持ちがよくわからないので、いまひとつ説得力に欠けるような気がしています。

ママの言うことがすべてじゃない

そして「ママの言うことも、必ずしも正解じゃないかもしれないし、パパや学校の先生や、友達がいう事がそれぞれ違って、迷うこともあるかもしれないけど、どの意見を参考にするかは、あなたが決めること。ただし、子供と大人では、知識や経験の量が違うからね。あなたのまわりの大人は、それなりにちゃんとした大人になってる。だから、迷うようだったら大人の意見を優先して聞きなさい」というような話をしたと思います。すぐにピンとくるほど聡明な息子ではないので、意味不明だったかも知れませんが、私は自分の考えは子供になるべく言葉で伝えることにしています。

私が重視していること


子育てで私が重視したのは、一番は子供が無事に大きくなれるように見守る事、次に自分が精神的に安定して育児ができること(気張りすぎない)、次に子供を可愛がっていることを伝えること、そして次に子供の話を一人の人間の意見として聞くことです。
ただ事故や事件からは守ってあげ中ればならない、それが親の第一の役割だと感じています。子供は勝手に育っていってしまって、気づいたら大きくなっています。親が思い描いた通りに育つとは限りませんが、まあそれは仕方のないことです。違う人間ですから。子供のことを思うあまり、親が精神的に追い詰められてしまっては、かえってよくないと思うので、できるだけ育児は自分が楽しんでできる範囲でやりたいと思っています。子供がどんなことを面白いと思うのか、自分から興味を持つようにもしています。
うちの子は学童に通っているので、毎日迎えがあります。その帰り道には「今日はどうだった?何か楽しいことあった?」と声をかけるようにしていて、息子が10歳になった今も続けています。

ABOUTこの記事をかいた人

30代後半、10歳と5歳の男の子の母です。 平日は、子供を学童と保育園に預けてパートタイマーとして働いています。慌ただしいながらも頑張りすぎず、気楽で楽しい育児をモットーに、賑やかで幸せな日々を送っています。