発達障害とコーヒー

私はコーヒーが大好きで、毎日飲んでいます。最近ではコーヒーミルを買い、豆を一回ごとに挽いて、ドリップで入れています。ミルを挽いている時が楽しくて、コーヒーを淹れている時のにおいがたまらなくいいので、毎日の日課になっています。

コーヒーが苦手

好きな人にとっては、コーヒーはなくてはならないものですが、逆にそのにおいと味が苦手な方もいらっしゃいますよね。健常者の方でもコーヒーが苦手な方は結構いると思うのですが、感覚過敏のある発達障害の方にとっては、これが結構大変のようなのです。
というのも、大人になると、お茶としてコーヒーを出される機会が多くなるからです。
1回目は緑茶でも、2回目はコーヒーが出てくるのはよくある話。コーヒーか紅茶か、など聞いてくれればありがたい話ですが、会社などの場合は、聞かずにコーヒーが出てきますよね。一口も口をつけずに失礼にあたってもいけないし、かといってにおいも味も苦手で、どうにもならないという話を聞いたことがあります。

感覚過敏による偏食の問題

コーヒーは飲まなくても生きていけますが、感覚過敏によって偏食になってしまう場合、食べられるものが少なくなってしまい、栄養に偏りが出てしまいます。
偏食には、特定の味やにおい、食感などのわかりやすい過敏の他、見た目に不安があり食べられない場合もあるようですね。事前に使われている食材がわかることで、食事への不安が少なくなり食べられるケースもあるようですが、幼少期の頃は、とにかく周りの大人がなんでもバランスよく食べさせたいという願望があり、なかなか感覚過敏のことが理解されずに過ごしてしまうというケースもまた現実です。
私も長男が小さい頃は、バランスよく何でも食べてもらおうと必死でした。大きくなるにつれ、本人が説明できるようになるとこちらも理解できるようになるものの、まだ自分の事をちゃんと説明できない小さいお子さんの場合、極端な偏食には感覚過敏が関係しているかもしれません。

感覚過敏を強みに変えたコーヒー屋さん

感覚過敏を困りごとと捉えず、強みに変えてコーヒー屋さんを始めた方のお話しは、かなり有名なお話しですね。まさにこだわりと感覚過敏を天才的な感覚捉え、活かしているあたり、本当に素晴らしいと思います。普通とは違う道である高校進学をしないという選択をし、周りの大人が上手くサポートして強みに変えられるという事は、私が一番理想としている所です。ご本人と周りの大人の方達の判断がとてもステキです。
たくさんの辛い思いで過ごしてきた子供時代のこれからを、ネガティブではなくポジティブに生きていくことが出来る。そして、ご本人にしかできない過敏な感覚をフルで活かしていくことが出来る。発達障害だからこそ出来る、という観点を持てることが、人生を大きく前向きに変えた。とても素晴らしいことだと思います。
私も、長男が人生の岐路に立った時、特性を強みに変えられるような判断が出来るように頑張っていきたいと思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

2人の男の子を育てている主婦です。(現在小4と小1) 長男が発達障害のため、ちょっと変わった子育てをしています。 今年から次男が小学校に入ったので、少しずつ自分の時間が持てるようになりました。 そんな私のちょっと変わった子育てのお話を紹介致します。