七五三の3歳の女の子に被布を着せるのはなぜでしょうか?
それは、2、3歳の女の子に帯をつけるのはとても苦しいですし、動きにくいからです。
帯を締めていないことを隠す意味で、被布を着せるというのが最大の理由です。
7歳の女の子は、七五三で「帯解の儀」という大人の女性と同じように「着物と丸帯」を着用しなくてはなりません。
つまり、7歳の七五三では帯を締めなくてはなりませんが、3歳の「髪置の儀」では、帯を締めなくても良いということです。
帯を締めない代わりに「被布」を着させるわけです。
被布の下に帯は必要ない?
被布を着せるととても可愛いですし、防寒着にもなりますので、11月、12月のお参りには体温調節のためにも必要だと思います。
しかし、御祈祷を行う室内は温かいため、子どもが暑がり被布を脱ぐこともあります。
その時に「腰ひもだけでは不格好で嫌」と思われる方には、被布の下に「兵児帯」や「三弱帯」を結ばれると良いと思います。
しかし、2,3歳の女の子に何本も紐を結び、その上帯を結び我慢させることはとても可哀想だと思いますので、ママが結び方を覚えておいて兵児帯を持参し、必要ならば被布を脱いだ時に兵児帯をササっと結んであげれば、子どもも楽な上にママの評価もかなり上がると思います。
七五三の被布はどんなものを選べばいい?
洋服のコーディネートと同様で、着物と同系色の色を選ばれると良いと思います。
例えば洋服でもそうですが、上が赤でボトムスが黄色…なんていうコーディネートはおかしいので、着物が赤ならば被布はピンク、またはその逆で着物がピンクなら被布は赤などです。
もう一つ言えば、着物が柄物ならば被布は無地、着物が無地系なら被布は柄物が良いと思います。
洋服で考えると、洋服が花柄でコートが水玉なんて…おかしいですよね。
着物が花柄で、紫、白、ピンク、赤などの様々な色が入っている場合は、着物に使われている色の中から色を選んで、無地やワンポイントの被布を選ばれると良いと思います。
おすすめの被布や着物をレンタルでご紹介しますと、このような感じのものになります。
一押しは、ピンク色やデザインがこれ以上にないくらいにおしゃれでスタイリッシュな「ジル・スチュアート」の着物+被布です。
品と格をも感じさせます。
(https://item.rakuten.co.jp/e-kimono-rental/e-h-358/)
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やはりレンタルの場合は「ジル」をおすすめします。
被布のみ購入される場合は、着物の柄に合わせて選ばれると良いと思います。
(https://item.rakuten.co.jp/nakatomi/063-0708/)
(https://item.rakuten.co.jp/kisste/8-6-00535/)
まとめ
以上、七五三の被布についてご紹介させていただきました。
レンタルや購入、それぞれの方法がありますが、ご家庭に合ったスタイルで選ばれると良いですね☆