第一次反抗期とも言われるこの時期は、身体だけでなくいろんな感情を言葉で伝える事ができるようになる時でもあります。また、ご飯を上手に食べる事ができるようになったり、洋服を自分で着れるようになったり、自分でできることがどんどん増えてもきます。パパ、ママにとって、成長したなぁと喜びを感じる反面、何に対しても「いや!」というところがでてきてしまい困ってしまう場面があります。
この時期にしつけておきたい事
挨拶をできるようにする
まずは親が挨拶の見本となる事が大切だと思います。挨拶の言葉のタイミングもわからない3歳児には、朝は「おはよう」ご飯を食べる時には「いただきます」帰ってきたら「ただいま」お昼に人に会った時には「こんにちは」自然に言葉がでるように導くように教えてあげてください。
考える力をつける
例えば、注意をした時に何故注意をされたのか?を考える時間を与えてあげる事は必要です。その時間がなければ ただ怒られたとか、これをしたら怒られるという事しか子供には残らないからです。これをしたら危ないから注意されたんだという原因を知ることが大事です。また、好奇心旺盛のため、なんで?どうして?と、質問があった時には、全てを教えてしまうのではなく、親側も「なんでなんだろうね?」と、一緒に考えて答えを出していってあげると子供も答えを出しいく過程、出せた達成感が芽生えてきます。考える力は生きる上で必要不可欠な習慣とも言えます。
食事のマナーをつける
スプーンやフォークからお箸に変わる時期に入ってきます。初めから上手に食べれる子はいません。いっぱい溢したり、コップを倒してしまったりすると思います。でも、それ以前に習慣にしたいのは食事中はしっかりと座るという事です。立ち歩きすれば危険でもありますし、食事時間もかかってしまいます。集団生活をしていく上で必要になりますので、まずは立ち歩きをしない事を身につけてあげましょう。次にカトラリーの使い方に注意をしていってあげましょう。溢したりする事は、親の仕事が増えてしまうため その事に目がいきがちですが、対策をしていけば大丈夫です。テーブルの下にビニールシートや撥水性の物をひいてしまえば 拭き取る事ができます。また、食べる事は上手になりますからずっと溢す事が続くわけではありませんので、溢した時には叱るのではなく対処してあげてください。
トイレをできるようにする
お友達と遊んでいたり、何かに夢中になっていたりするとトイレにいくタイミングを逃してしまいます。トイレに行く習慣をつけるには、親がタイミングを作ってあげる事が大切になってきます。寝る前、起きた時、ご飯前、お風呂に入る前、お出かけ前、帰宅後など3〜4時間(個人差によりますが)目安があると声をかけやすくなります。お漏らししてしまう場合もあるかと思いますが、叱りつけてしまうと子供がトイレに対して神経質になってしまう可能性もでてきてしまうため叱らないようにしましょう。夜のお漏らしは、防水機能のあるシーツもありますし、夜用のオムツをしてあげる事など対策をしてあげる事で親にも負担がかかりません。生活リズムでオムツを使用しながらトイレ習慣をつけてあげると良いと思います。
片付けをできるようにする
遊んだら片付けるという事を教えるのはなかなか伝わりにくいものです。何で片付けるか?次に使う人がいるから元の場所に片付けをする。これは、もう少し大きくなるとわかってきますが、この時期には自分のために片付けをするということです。元に戻さないと物がなくなってしまい結果、悲しい思いをします。自分が布団に入るように遊んでいた物もお休みしたいという事を教えてあげて片付ける習慣をつけましょう。そのためには、片付けをしやすいようにカテゴリー毎にボックスを作ったり、袋を作ったりしてあげると良いと思います。場所さえ決まってしまえば簡単に片付けができます。
しつけについて
躾は親が社会に出ても子供が困らないようにしてあげるルールを教えてあげる事だと思います。感情的になってしまったり、これで良いのだろうかと自問自答してしまったりする事もあるかと思います。周りの子供と比べてしまう時だってあるかもしれません。でも、皆んな一緒なんです。悩み事が違ったとしても 正解がないのが子育てです。躾は親が最初に導いてあげ教えてあげる事が大切です。何度でもわかるまで教えてあげる。時間がかかるかもしれませんが、根気良さも必要になってきます。