子育てしたくない?保育園に預けること、幼稚園に預けること

1986年に男女雇用機会均等法が執行されました。それから30年程経ち、共働き世帯も上昇し、次に政策として進められているのが、「待機児童ゼロ」や「育児休業の長期化」です。
女性の社会進出を支援しているのが「待機児童ゼロ」にあたりますが、一方で、家庭で育児に専念するための保障が「育児休業の長期化」にあたります。子育て世代にとっては、幼い子供を保育園に預けるか、3歳からの幼稚園に行かせるか悩むところです。

保育園に預ける意見は賛否両論

  • 子供の面倒をみるのが嫌だから預けるのではないか。
  • 幼い子を預けてまで仕事しなくてはならないほど困窮しているのか。
  • 預けるの前提で子供を産むのか。
  • もともと仕事に復帰する予定だったから預ける。
  • 経済的理由で共働きせざるを得ないから保育園に預ける。
  • 子供を産む時に退職して、ある程度子供が成長した時に再就職できるか保障がないからそのまま産休、育休をとり復職するから保育園を選択した。

など…意見は多数ある事だと思います。
ただ、言える事は、その家庭で決めていくべきだということです。

保育園とは?

『親が働いている、または病気などの理由で充分に保育できない場合家庭に変わり保育をする』ための児童福祉施設です。管轄は厚生労働省となります。

保育園のメリット

  1. 保育時間が長い
    園によって異なる場合もありますが、だいたい7時〜19時まで預けることができます。
  2. 0歳、1歳、2歳から保育園に預けることができる
    育児休暇中に、慣らし保育をして職場に復帰する準備ができます。
  3. 給食やおやつがある
    栄養バランスが考えられた給食を食べさせてもらえ、15時にはおやつも食べさせてもらえます。
  4. 身の回りのことをできるようになる
    お昼寝の時間もあるので、早いうちから着替えを自分でできるように、できない部分は、保育士のサポートもあります。自分でやろうという気持ちが強くなります。
  5. 上のクラスの子と下のクラスの子で交流がある
    園によるかもしれませんが、年齢が違う子と触れることで、小さい子に思いやりを持つことができます。良い意味で上下関係が築けます。

保育園のデメリット

  1. 親子の時間が短い
    1日のほとんどを保育園で過ごす子供と、仕事をしている両親が一緒にいれる時間を考えたら、確かに少なく時間になります。
  2. 成長を間近でみられないときがある
    はじめて○○できたという場面が、保育園であると、いつのまにかできるようになっていたということも…あるかもしれません。
  3. 習い事をさせにくい
    仕事を終えての保育園のお迎え後に、習い事をする時間は、なかなか厳しいと思われます。土日に家族の時間と考えているとしたら、習い事の時間を作る工夫が必要となってきます。

幼稚園とは?

3歳から小学校就学前までの教育施設です。年齢に達していれば、申し込みが可能です。管轄は文部科学省となります。

幼稚園のメリット

  1. 親子の時間がとれる
    だいたい9時〜14時が幼稚園の時間になっているため、降園てからの時間がたっぷりあります
  2. 一定時間座っていられる
    教育施設のため、座って学習する機会があるため、小学校に入ってからも座っていることに慣れています。
  3. 習い事をさせやすい
    降園後の時間を有効的に使って、習い事を通して、いろいろ経験をすることができます。

幼稚園のデメリット

  1. 長時間預けられない
    追加料金を支払えば、預り保育をしてくれる園も増えてきているようですが、なかなか幼稚園に行っている間だけだと、あっという間に降園時間になってしまいます。
  2. 食べ物の好き嫌いが直りにくい
    お弁当のところも多いため、子供の好きな物ばかりになってしまいます。
  3. 親の役割が多い
    多くのイベントに関わっていかなければならないなど、お母さん同士の付き合いなど気苦労もあるようです。

まとめ

保育園に預けることも、幼稚園に預けることもそれぞれライフスタイルに合わせて、各家庭で決めていくことだと思います。
子育てしていくことは、家庭の責任であり子供に対しての思いも大切なことは変わりません。価値観の違いで、赤ちゃんから保育園に預けてるのは子育てしたくないからだなどと、表面上だけの批判がなくなることを願います。

ABOUTこの記事をかいた人

3人の子供がおり、3人とも当たり前ではありますが性格や周りの環境が違う事を経験しています。 その経験の中で、自分が感じた事を記事にさせていただければと思いました。 また、初心者のため文章力にかけますが、勉強させてもらいながら少しずつ向上して参りたいと思います。