子育てがしやすい間取りの話し(賃貸編)

時代とともに家族の形態が変わり、それにともなって家の形態も変わっていきました。
今や家も個性を主張する時代ですが、10年程前に出版された「頭のよい子が育つ家」という本が注目を集めた頃、次々に「子育てする家」をキーワードとして、多くの住宅メーカーが商品を開発、発売しました。
それらのいくつかのキーワードを参考に、今回は注文住宅ではなく、賃貸ではどうなのかを考えてみました。

子育てがしやすくなる間取りのTIPS

1.孤立した子ども部屋はNG
2.勉強する場所は決めない
3.家族の気配を感じる家
4.家族集合の場所をつくる

注文住宅なら様々な工夫が可能ですが、賃貸は殆どの場合は勝手にリフォーム出来ません。
賃貸でどんなことをポイントに、どんな工夫ができるのか考えてみましょう。

1.孤立した子ども部屋はNG

子どもが何をしているか、部屋のドアを閉めてしまった瞬間に見えなくなるのはNGです。
・子ども部屋のドアは開けておく
・キッチンが見える場所に机を置く
・子ども部屋が見える位置にソファーを置く
・子ども部屋は玄関から一番遠い部屋

どれも子ども部屋と、家族のいるリビング(キッチン)をつなぐ工夫です。
小さい頃からドアを開ける習慣を付けておくと、成長してからも案外それは続いていたりします。キッチンのお母さんの動きを感じたり、ソファーに座るお父さんと声を掛け合ったり、家族が常に側にいることがわかるようにします。
また、玄関から一番近い部屋は、家族と顔を合わせることなく部屋に入ってしまうことができてしまいます。できれば玄関から一番遠い部屋がよいと思います。玄関から子ども部屋までの間にリビングを通ることで、家族の顔が見えるようにしたいものです。

ABOUTこの記事をかいた人

1964年生まれ。 「辛い時期もいずれ過去になる。」なんて台詞が解る年頃になりました。 これまでの経験を生かし、少しでも興味を持ってもらえるような記事を書きたいと思います。