東京都足立区にある西新井大師の正式名称は「五智山遍照院草總持寺(ごちさんへんじょういんそうじじ)」で、真言宗豊山派の寺院です。弘法大師によって建立され、弘法大師を祀る寺として川崎大師とともに関東三大大師の一つとされています。厄除けの祈願所として創建され初詣でもたくさんの参拝客で賑わうスポットで、特に女性の厄除け祈願所として名を馳せていました。近年では関東近県から多くの方が厄除けに訪れており、七五三や子供の初参りなどでも多くの参拝客が訪れるようになっています。今回はそんな西新井大師での七五三のお参りについてご紹介します。
厄除け祈祷の予約は必要ありません
七五三に限らず西新井大師の厄除け祈祷において事前の申し込みは必要ありません。当日にお護摩受付所で申し込みを行います。申し込み用紙に必要事項を記入して祈祷料とともにお渡しします。こういう時の年齢は基本的に数え年を記入しますので覚えておきましょう。今年何歳になるのか?と考えるとわかりやすいです。わからない時は受付で確認しましょう。受け付けは、お護摩(護摩祈祷)の開始10分前までに行ってください。時間については西新井大師のホームページに日付ごとに載っていますのでご確認くださいね。通常は午前から夕方まで毎日5~6回行われています。
祈祷料は護摩札の大きさによって変わる
初参り、七五三とも、祈祷料によって頂いて帰る護摩札や記念品が変わってきます。
五千円、一万円、二万円、三万円と、金額が上がるにともなってお札も大きくなります。大きいものを持って帰っても祀る場所がなければ意味がありませんので、自分の家で祀るのに適した大きさにしましょう。詳しくは西新井大師のホームページに写真入りで掲載されていますのでご確認ください。また、祈祷料はのし袋に入れて事前に準備して、間違ってもその場でお財布から出すようなことのないようにしましょう。のし袋は簡単なもので構いません。水引は花結びを選んで表書きは初穂料が一般的です。
お護摩は20分ほどです。お護摩が終わったら順に呼ばれますのでお護摩札を受け取ります。通常はすぐに受け取れますが、お正月ともなると相当に混雑するためかなり時間のかかることもあります。子供も疲れてしまいますのでなるべく混雑する時期はさけた方が無難ですね。
まとめ
西新井大師での七五三お参りについてご紹介しました。
西新井大師は足立区最大のパワースポットとも言われています。境内にある「加持水の井戸(かじみずのいど)」という井戸は弘法大師ゆかりの井戸です。その昔、弘法大師が立ち寄った際に疫病で苦しむ村民を救おうと十一面観音像と自らの像を掘り、観音像を本尊とし自らの像を枯れ井戸に置いて護摩祈願を行ったところ、そこから水が沸き疫病を癒したと言われています。その他にもたくさんのパワースポットがある西新井大師。ぜひ大切なお子さんの成長を祝って七五三お参りをされてみてはいかがでしょうか。