イヤイヤ期を乗り越えて…育児の2歳半ってこんな時期☆

同じ空間にいる事で、おもちゃの取り合いになってしまったり、順番を要する場面などが出てきます。まだ自我の強い、他人との関わりに慣れていない子たちですからトラブルになる事ももちろんあります。でも、ここで初めて友達とのかかわり方を学ぶ機会に出会えるのです。
ここで親が仲裁に入ったり、子供の気持ちを代弁して物事を治めてしまうと子供はせっかくの成長する機会を失ってしまいます。

まずは、見守ってあげましょう。そして、このような時にどうしたらよいか、「順番を守る事」や「ごめんね」という事を教えてあげて下さい。
この時期の子供のあそびの時間は、学ぶ時間でもあるのです。

生活

2歳ぐらいからトイレトレーニングを進めているママも多いかと思います。順調にトイレトレーニングを進めていると2歳6ヶ月頃には自ら「トイレ!」と言えるようになってきます。まだ時々失敗してしまう事もあったり、遊びに夢中でトイレに間に合わないという事も多々あります。

でも、失敗することで「服が濡れて気持ちが悪い」、「恥ずかしい」という感情を感じることが出来るのもこの頃です。自分自身で、失敗から学ぶことのできる良い機会なので、怒らず、でもどうしたら失敗しないかを一緒に考えてあげましょう。

ここが大変!2歳6ヶ月の子供の育児


私が我が子の育児をしていて、「大変!」と思ったことは「イヤイヤ期」です。
上記でもお話しした通り、イヤイヤ期は順調に精神面が成長している証なので、きちんと受け止めて子供と一緒に乗り越えよう!と初めの頃は思っていました。
でも実際は、想像以上の物でした…

「自分でやる!」という自我と「イヤ」という反抗のダブルパンチで、私自身冷静ではいられませんでした。やりたいという意欲を出来るだけ奪わないようにとやらせてあげると、結果うまくできずに「ワァー!」と大泣きをし、手伝おうとすると「イヤ!!」と拒否をされ、思わず「どうしたいの!?」と言ってしまう事も何度かありました。

そんなイヤイヤ期で悩んでいる時にヒントをくれたのが実家の母でした。

ある日、実家で夕飯の準備をしていると、イヤイヤ期真っ最中の我が子が「お茶碗を運びたい」と言い出したのです。私は、『落として割ったら大変』と思い、「危ないからダメ!」と言ってしまいました。すると案の定我が子は大騒ぎ。
すると母が、スッと我が子に小さめのお茶碗を渡し、「これお願いします☆」と言ったのです。それはプラスチックで出来ていて、落としても割れないお茶碗だったのです。我が子は渡されたお茶碗を大事そうにテーブルへと運び、満足そうに母の元へ戻ってきました。そこで母が我が子にこんな言葉を掛けたのです。

「お手伝いしてくれてありがとう!とっても助かったよ☆お手伝いが上手だね」と。

そんな事を言われた我が子はとても喜び、その後もどんどん働いてくれました。
この時私が感じたことは、「できない」と決めつけるのではなく「できる」ように環境づくりをしてあげる事が大切だという事です。
子供の「やりたい」よいう意欲を大切にしながらも、失敗しないようにこちら側が工夫をして、出来たときには沢山褒めてあげる事で、子供の気持ちは充たされるのです。

そんな我が子と母のやり取りを見た私は、後日、家でも「お手伝い作戦」と題して我が子に出来るようなことを見つけて、お手伝いをさせました。そして、その度にお手伝いをしてくれた我が子に「ありがとう」と伝えるようにしたところ、あのイヤイヤ言っていた我が子が嘘のようにイキイキとお手伝いをしてくれるようになり、自然と「イヤ」とも言わなくなったのです。

子供にとって、時には失敗することも大切な経験です。失敗から学ぶことは沢山あると思います。でも今回のこの時期は、子供の意欲を満足に変える事で乗り越えられたと思います。
今回の事で、私も母親として勉強になりました。

ここが楽しい!2歳6か月の子供の育児

この頃になると、理解できる単語が増えてきたり、意味のある言葉を自分から発することが出来るようになるので、会話が出来るようになります。
これまでは、こちら側から伝えても伝わらなかったり、子供からの意志も理解しにくかったりとコミュニケーションが取りづらかったのですが、徐々に会話が続くようになり、孤独な育児から少しだけ解放されたように感じました。

まだ言葉の意味を上手く理解していなかったり、発音なども未熟な部分があったりするので、言葉の言い間違いなどが可愛らしく思う事もあります。
ママやパパの真似をすることも好きなので、急にママやパパの口癖を言い出したりするので、「よく聞いてるんだなぁ」と驚くこともあります。

運動能力も一気に発達する時期なので、こんなこともできるの!?と成長を嬉しく感じる事もあり、遊べる事が増えるので一緒に遊んでいて楽しく感じる事も出来ます。

その時の悩みはその時だけしか悩めない!育児を悩みながら楽しんで☆

2歳6か月の子供の様子をご紹介していきました。
成長しているからこそ悩みが生まれ、そこからさらに成長するからこそ悩みが解消していくのだと思います。育児の悩みは本当に尽きないですが、でも悩むことはその子の親にしか出来ない事です。大変な育児の中には「子供の成長」というご褒美が必ずあります。悩みながらその時しかない子供の姿を一緒に楽しみましょう☆

ABOUTこの記事をかいた人

初めまして。現在3歳の息子と5カ月の娘の育児真っ最中の専業主婦ライターです。 出産前は幼稚園教諭として働いていました。 実際に子供を育てて、成長の嬉しさや育児の大変さなどを日々感じています。 子育てで悩んでいる方、これから子育てが始まる方が楽しく育児が出来るような記事を発信できたらと思っています!