遠足に持って行くフルーツ、何がいい?

食後のお楽しみ

子どもにとって、お弁当は遠足での大きな楽しみの一つです。
いつもお弁当を持って登園しているお子さんでも、遠足と言うだけで「ハレの気分」になるものです。
その中でも一番のお楽しみは、食後のフルーツです。
最近は小さなカップゼリーを入れる方も多いようですが、やはり季節感のあるフルーツを入れてあげると子供は喜びます。
ひと口にフルーツと言っても、お弁当箱の片隅に入れるのか、別添の容器に入れた方がいいのか、保冷剤を付けるのか‥傷むのが心配で悩ましい時期もありますね。
一緒に考えていきましょう。

春から初夏にかけて

遠足は、どこの園でも春や秋などの過ごしやすい季節に開催されることが多いです。
ここでは春から少し暑くなる初夏にかけて、考えてみましょう。
春のフルーツと言えば、何と言ってもイチゴです。
お弁当箱の片隅に入れると、他のおかずに色や味が移る可能性が大なので、ぜひ別添の小さな容器に入れてあげてください。
欲を言えば、キウイも少し添えてあげると彩りが綺麗で子どもも喜びます。
汗ばむ陽気の日であれば、小さな保冷剤を付けてあげれば心配は要りません。
梅雨の時期や、それ以降の暑くなる季節に遠足に出かける園は殆どないと思いますが、もし何らかの事情でそれに近い時期になった場合、店頭にはさくらんぼが並んでいるかもしれません。
さくらんぼは、一年のうちで旬を味わう時期が短いフルーツです。
ミニトマトと同じように、洗って水気を拭くだけで手軽にお弁当に添える事が出来ます。
丸物ですから、包丁の切り口から雑菌が繁殖する心配もありません。
もうすぐ遠足、という時にお店で見かけたら、是非入れてあげてくださいね。

秋から冬にかけて

秋になると、たくさんの種類のフルーツが旬を迎えますが、中でもお勧めはブドウです。
巨峰は皮を剥いて入れてあげた方がいいですが、小粒のデラウエアだったら洗ってそのまま入れられます。
最近は皮ごと食べられたり、種なしだったり、小さな子どもにも食べやすい種類が多く出回っているので、店頭でよくご覧になってみてください。
同じ頃になると、みかんも出回るようになります。
一人で皮を剥いて食べられるようなら、これほどお弁当に適したフルーツはないと言っても過言ではありません。
手先を使うのは小さな子どもにはとても良い事なので、遠足のお弁当をきっかけに練習してみるといいですね。

季節を問わず、万能なフルーツ

ここまでは、季節に見合ったフルーツを考えてきました。
みかん以外は、お弁当とは別の容器に入れてあげるのが好ましいです。
お子さんがお好きなら、柿やリンゴ、梨などを食べやすい大きさに切って入れてあげるのも、勿論ありです。
変色するフルーツの場合は、塩水やレモン水にさらしてから入れてあげてくださいね。
そして、遠足当日の気温によって、保冷剤をつけてあげてください。
さて、実は季節を問わずいつでも手に入る、お弁当に万能なフルーツがあります。
それは「冷凍みかん」です。
最近は、大型スーパーでしたら年中冷凍庫に置いてあるのを見かけます。
暑い季節には保冷剤替わりにもなる優れものですし、冷たい冷凍みかんは気分をスーッと爽やかにしてくれます。
皆さんも、子どもの頃は冷凍みかんというだけでワクワクした気分になりませんでしたか?
今でも新幹線や長距離の特急列車は発車するホームの売店で見かける冷凍みかんは、まさに「ハレの気分」を表すフルーツです。
遠足だけでなく、遠出をする際のお弁当のお供に、是非お試しくださいね。

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現在小学生男児を子育て中です。息子の言動に日々振り回されて頭を抱える毎日ですが、自分を取り戻すために試行錯誤しております。