嘘をつくことは良くないことと小さな子供も知っていることですね。普段から平気で嘘を口にしていると、子供のうちは注意して訂正してくれる大人が周りにいるけれど、大人になれば誰にも相手にされなくなり本人も困るでしょう。なぜ嘘をつくのか、どうしたら嘘をつかないようになるのか、保護者もいろいろと悩んでしまいそうです。そんな時はどういった対応をしたらいいのでしょうか。今回は、つい嘘をついてしまう小学生の子供の気持ちについて考えてみようと思います。
怒られるのが怖くて嘘をついてしまう
子供は、頭では良くないこととわかっていてもつい嘘をついてしまうことがあります。例えば不注意で何かを壊してしまった時など、本当のことを言ったら怒られると思い怒られないように嘘をつくというのは一番よくありそうなパターンです。こういうときは、本当のことを言わないことで更に怒られるのだということをよく言って聞かせましょう。そして次に同じような場面があった時、本当のことを言ってくれたらその言ったことに対してまず褒めることが大切です。不注意ならば仕方がないのでこちらも頭ごなしに怒るのではなく、その不注意に対して注意をすることで次からの対処に繋がります。ちゃんと言ってくれたのに頭ごなしに怒ってしまっては「ほらやっぱり怒られるから本当のことを言わなければ良かった」と思ってしまいまねませんので注意が必要です。
嘘をつくには子供なりの理由がある
嘘をつくつもりではなかったけれど結果として嘘になってしまったり自分に注意を向けてもらいたくて嘘をつくなど、嘘をつく子供にはその子供なりに理由があります。その理由をきちんと聞いてあげることはとても重要です。嘘をついたということを責めるばかりではなくて、なぜ嘘をついたのか、どうして嘘をつく必要があったのかをじっくりと聞いてあげてほしいと思います。そして嘘をついたことをきちんと話してくれたなら、そのことを褒めてあげたいですね。嘘をつく以外の解決方法がなかったのかどうしれば良かったのかを一緒に考えていければ次からどうしたらいいのかに繋がるのではないでしょうか。小学生も高学年になるとついつい大人と同じように扱ってしまうこともありますが、まだまだ子供なのだということも保護者側も意識して話しを聞いていくことが大切だと思います。
まとめ
悪意のある嘘をつく子供にはまた違った対処が必要になりますが、自分の身を守ろうとしたり自分に注目をして欲しい欲求からのついてしまう嘘に対しては、しっかりとその気持ちを聞いてあげましょう。そうすることで子供自身も、嘘をつかなくても解決できるのだという経験をつんでいってくれることが、まだまだこれから大人になっていく過程で大切なのではないでしょうか。