ラインってとても便利です。上手くラインを活用できれば、これ以上のものはないでしょう。しかし、「上手く使えれば」…という条件付きです。マナーを守れる人には便利なツールであるラインも、マナーを守れない人が使えばそれは凶器になります。
ラインいじめはなぜ起こる?事例は?
学生がラインでいじめられ自殺するという痛ましい事件があとをたちません。それは学生だけではなく、ママ友がラインいじめで自殺、職場で起こるラインいじめと、大人世代でも当たり前のように起こっています。
なぜラインいじめになってしまうのでしょうか?原因と事例を調べてみました。
ラインいじめの原因
- 未読放置
- 既読スルー
- 返信が遅い
- 短文のため、意思がうまく相手に伝わらず誤解されてしまう
- その子の発言が気に入らない
- 狭い世界での閉鎖的空間がいじめを作り出しやすい。
ラインいじめの事例
- 自分が書き込むと無視。
- 自分が書き込むと話を変えられる。
- 自分には入れない話を延々とされる。
- 自分だけが参加していない集まりの画像をアップされる。
- グループラインが新しくできていた。(自分を外した他のメンバーで)
- 強制的に退会させられた。
- 個人情報や画像を拡散させられた。
ラインいじめを回避する方法
- 未読放置をしない。
見る時間がなければ、「ごめん、充電切れてた」や「親にライン禁止されたからしばらく連絡無理」とか言って、とりあえず未読放置はしない。 - 既読スルーをしない。
いちいち文を返すのが面倒ならば、「既読」とだけ送ったりスタンプのみで終わらせる。返信が遅くて文句言われるより良いと思います。既読スルーをしなければいい話ですので、「今は見るだけで返せない、できるようになってから送る」と前もって言っておきます。 - 主語や手段をはっきりと書く
短文だと気持ちが伝わらず、相手に誤解をされることがあります。例えば「〇〇、何で来るの?」だとあらぬ誤解をされますので、「〇〇、電車で来るの?」ときちんと伝えるようにすることです。 - グループラインをしない
親に禁止されているから…と親を理由にして良いと思います。グループラインがいじめの原因なので、グループラインはしないで、1対1のラインしかしないことです。 - グループトークで愚痴や悪口を言わないようにする
連絡用途以外には使わないことを徹底します。何か言われたら、これも親のせいにして良いと思います。何をどう悪用されるかわからないので、個人的なトークは書かないことです。
ラインいじめは裁判にもなる?
SNSで悪口を書き込み書き込んだ夫婦に1000万円請求、プロ野球選手が妻の中傷をネットに書き込んだ人を探し出して特定し、慰謝料を請求したというニュースがありました。
ライン・ツイッター・SNSで悪口を書かれたり、個人情報や画像、動画を拡散されれば、名誉棄損で警察に被害届が出せます。たとえ、書きこまれた内容が事実であっても、「その事実の有無に関係なくその人の名誉を毀損すれば、3年以下の懲役もしくは50万円の罰金」というものですので、書きこんだ人の「事実なのだから名誉棄損にはならない」という考えは通りません。
まとめ
深刻なラインいじめに悩んでいる方は、親や先生や弁護士や相談センターにまず相談してみて下さい。子供は電話では相談しにくいことから、SNSで相談ができるいじめ相談窓口もあります。
ラインでのいじめの証拠を徹底的に集めることは自分にしかできません。