いじめで学校へ行けなくなったときは転校も一つの方法

いじめを受けた子供が学校へ登校できなくなってしまった場合、親はどうしたらいいのでしょうか。学校には通ってほしいとは思うけれど無理やり学校へ通わせることが良いとは思えません。頑張って登校できたとしてもいじめの加害者と顔を合わせることがストレスにならないとも限りません。
そんなとき、イジメの解決方法の一つとして思い切って転校するという選択肢もあります。転校するとはいっても引っ越しをするわけにいかないので難しい、と考える方もいらっしゃるでしょうけれど、いじめでの転校は引っ越しをしなくても手続きを行えば可能です。

いじめによる転校を考えたら、まずは学校へ相談を

いじめ解決のための転校は決して逃げではありません。いじめについて学校へ相談をしても具体的な対策を取ってもらえなかったり、いじめた側から謝罪を得るなどの解決にいたらなかった場合、いじめ解決の一つの方法です。
いじめの加害者によってはかなり悪質な場合もあります。また、学校が非協力的である場合も、子供の安全を考えれば別の学校へ転校することは決して悪いことではないでしょう。逃げると感じるかもしれませんが、逃げることは決して悪いことではありません。いじめのない学校へ行くことで楽しい学校生活を送ることができるのならその方がその子にとってはプラスになるでしょう。また、子供本人が転校したいと言う場合も本気で検討してあげてください。

学校が転校に理解を示さない場合は教育委員会へ

現在在籍している学校がいじめによる転校に理解を示さない場合もあります。そういった時は教育委員会に相談してみましょう。教育委員会は通常ならスムーズに対応してくれます。教育委員会でも理解を示してもらえない場合は地域の議会議員の方に相談をして助言してもらうという方法もあります。また、学校以外の相談できる団体などを探してみるのも一つの方法です。学校や教育委員会がどうにもお話しにならないという時には、そういった方法を活用してみてください。

転校先の学校をチェックしましょう

転校を考えた場合、まずは転校先の学校のチェックを行いましょう。実際に学校へ足を運んで校長先生にお話しを聞いてみるのが一番です。可能なら学校の様子を少し見学させてもらえると良いですね。休憩時間など子供たちが遊んだり話したりしているところを見るとその雰囲気も少しはわかると思います。
また、その学校へ通う知り合いがいれば校風や雰囲気を聞いてみましょう。最近はインターネットで口コミが見つかることもあるので可能なら検索してみましょう。私立の学校などは編入試験が必要な場合もあるので、事前に確認が必要です。

最後に

子供本人がどう思っているのか、よく話してみることが大切です。転校することを嫌がっているかもしれません。いじめとは関係なく仲の良いお友達もいる場合もあるでしょうし、なぜ自分が転校しないといけないのか、逃げだしたと思われるのが怖いなど、もし転校することを嫌がっているなら無理強いはよくありません。よく話をして、納得してから本人にとって最善の選択を進めてあげましょう。

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7歳の女の子のママです。出産を機に退職し、今は専業主婦をしています。 一人っ子なので全てが初体験の子育てに日々奮闘中。娘と一緒にいろいろな体験をしていこうと思っています。