「着替えがいやだ!」という時には、「じゃあ、こっちの服とこっちの服、どちらを着ようかな?」と本人に選ばせます。また、部屋の中でボール遊びをやりたがってきかないときには、「このボールは投げられないよ。新聞紙で作ったこのボールなら投げてもいいけれど、どうする?」と言って選ばせます。
効果がないときもありますが、最初から「ダメ!」と押さえつけるよりはいい方法だと思います。
「わがまま」と「あまえ」
私達が子どものわがままだと思っていることが、実はわがままではなく「あまえ」だという場合もあると思います。
例えば、夕食の準備などで忙しくしているときに限って「ママ見てー!」「一緒に遊ぼう!」と寄ってきたり、自分で歩けるのに抱っこやおんぶをせがんだり…という場合もありますよね。
お菓子やおもちゃを買ってほしいという物質的な要求は「わがまま」と言えると思いますが、抱っこをせがむことや、「一緒に遊んで」「見て見て!」などは、わがままと言うよりは「あまえ」だと思って、私はできるだけ応じてあげたいなと思っています。忙しい時に限ってぐずられてイライラしてしまうのですが、忙しいのは大人の都合ですので、少しでもかかわってあげたいと思います。
わがままは親への信頼の証?!
子どものわがままにうまく対処できず、イライラされている方も多いと思いますが、家の中やママと一緒に過ごしている時に子どもがわがままを言うというのは、ありのままの自分を出せるという親への信頼の証でもあるのかなと思います。
もし反対に、家ではとてもおりこうさんなのに、園や学校でよく問題行動を起こしてしまう場合は、そちらの方がママとしては心配になりますよね。
わがままな子になってほしくないという願いはもちろんありますが、厳しく押さえつけすぎると、子どもが家でありのままの自分を出せなくなるようになるかもしれません。
あまえに対してはしっかりと応じてあげて、親子での信頼関係を築くことがまずは大切だと思います。その信頼関係があってこそ、わがままに対して言い聞かせなどのしつけができるようになるのだと考えます。
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