薬の服用についても賛否両論。ネットでもブログでも、たくさんの意見が飛び交っているのは私も目にしますし、「発達障害の親の会」のような会に参加した時も、必ずといって話題になります。
長男の考え
私は、医師から薬の服用を薦められた時、本人の意志に任せます、と答えました。
その後、私は長男に、「つながっていない神経をつなげる薬があって、学校生活がつらいのなら、薬を飲んでみて何か変わるか試してみてもいいのではないか」と医師から言われたと話しました。
長男の答えはあっさりしていて、「飲まない」でした。
別に神経がつながらなくてもいい、というのが長男の答えでした。
たぶん私が普段から、周りと同じである事がいい事ではないと話しているからかもしれません。長男が発達障害で産まれてきた事、それにはそれなりの意味があるはずで、長男が変わる必要はない、そのままでいいという私の話を信じているのでしょう。
薬の役目
私自身、産前にうつ病になり、薬を飲んでいましたし、若い頃はあまりにも人前で緊張するので、心療内科で少し神経をはずすような、緊張をほぐすような薬を飲んで人前に出たりした経験があるので、薬も使い方によっては日々を前向きに生きていける安心材料になる事はわかっています。
同時に薬が切れた時のギャップも少し辛いものでした。
慣れてしまえばうまく薬を使えるようになりますが、逆に薬がないと不安になってしまう自分もいました。
長男は今でも発達障害の薬は飲んでいません。
私は、薬を飲むも飲まないも、どちらも正しいと思うのです。
本人と家族が納得していればいい事だと思っています。
周りがとやかく言う事ではないと思うのです。
一番望む事
発達障害本人の事も家族の事も、当事者でしかわからない事は多々ありますし、考え方も方法も人それぞれで良いと思います。
不安と戦いながら、それでも先の事を考えての今の選択。
そこに間違いも何もないと思います。
通らなければいけない道。
薬を飲むにしても、飲まないにしても、周りは非難批判をするのではなく、本人と家族の選択を受け入れてもらいたい。
私は発達障害児を育てる親として、周りの方々に切に望みます。
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