大人になっても子供のころにいじめられた記憶というものはなかなか消えることなくいつまでも残るものです。それだけいじめは人の心を傷つける行為だということを、いじめを行う人には認識してほしいと思います。
いつまでも残るつらい苦しみ。できれば相手に仕返しをしたいと思うこともあるでしょう。いじめに対する仕返し、あなたは何をしますか?
同じことはしないで
仕返しと言っても、いじめた側と同じように相手を傷つけるようなことはおすすめできません。その時は良くても後に後悔することになりかねませんし、相手からの更なるいじめに発展しないとも限りません。いつまた報復されるだろうかと恐怖を感じるのでは元も子もありませんよね。
傷つけられたことに対して同じように相手を傷つけることは、ただ苦しみが繰り返すだけで何も解決しません。もう少しうまく仕返しをする方法はないものでしょうか。
仕返しについて考える
まずは、普通に接してみることです。いじめられたり無視をされたりしても、こちらから普通に「おはよう」「また明日」と、他の人たちに接するのと同じように接してみましょう。いじめられる側がビクビクと怖がって逃げる様子をみせると面白がっていじめが続くことが多いので、また最初の段階なら有効な手段ではないでしょうか。
また、相手を徹底的に無視することも一つの方法です。いじめる側は自分を優位な立場におきたいために、自分より下の存在がほしいと思っているところがあります。いじめられて苦しんでいる様子を笑うことで自分が優位な立場にいると思うのです。そういう相手には何を言われても無視をしてみましょう。自分より下の立場なはずに相手に無視をされるのは相当きついはずです。
更なる仕返し
大勢の仲間でつるんでいじめをする人たちは、下に見下す相手をつくりいじめることで自分達が上の立場にいると思います。そんな人たちよりも何か上の立場にいくことで、見返すという仕返しの方法もあります。
自分たちが上の立場だと思っている相手より上の立場になることは容易なことではありませんが、自分自身のモチベージョンをあげて勉強や何か得意なこと興味のあること何でもいいので何かに打ち込むことは、決して無駄にはなりません。
また、いじめられたことで人の気持ちの辛さ苦しさがわかる人間になれることは、将来の自分にとって無駄ではないでしょう。いじめた相手に感謝できるくらいになりたいものです。
最後に
いじめられることは辛く苦しいことでしょう。だけど人の痛みのわからないようないじめる側と同じ土俵に立って耐えることはないのです。相手の思う通りの行動なんかではなく、自分のモチベーションをあげて自分のために行動することが、一番の仕返しになるのではないでしょうか。