シングルマザーの子育ての悩み。離婚するための準備

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結婚よりも離婚の方が大変

2人の子供が5歳と2歳の時に、離婚をしシングルマザーになり、今に至ります。

経験された方ならお分かりかと思いますが、離婚というはそりゃもう大変なものです。
確かに、近年は「離婚」は珍しいものではなくなり、石を投げれば「ひとり親家庭」がヒットするような時代になっていると思います。田舎ではありますが、娘の小学校ではクラスの1/3がひとり親家庭でした。
むしろトレンドです。
もう全然珍しくありません。
おかげで離婚をしたことによって感じる劣等感はさほど感じることなく生活できると思います。私が鈍いだけかもしれませんが、なんと言っても学校の1/3です。もうちょっとがんばれば(?)過半数です。今は、結婚生活でトラブルが発生し、誰かに相談した時、アドバイスのひとつである「離婚」という解決方法はかなり上位にランクインするのではないかと思います。

私もその内のひとりですが、よく耳にする「結婚よりも離婚の方が大変」というのは真実です。
離婚したい!と思至って「よっしゃー!別れてやるっ!!」って、即日離婚する人はまずいないでしょう。
なんらかの要因が重なり、すぐにでも離婚したいと思ってもなかなか出来ない状況も山ほどあって、「離婚しよう、やっぱり止めよう」の自問自答を嫌という程繰り返して、離婚に踏み切れなかったり。そこには少なからず、なんでこんな人と結婚しちゃったんだろう!自分のバカヤロー!!という気持ちを認めることが出来ないというのも、すぐに離婚に踏み切れない要因じゃないかと思います。
それらを乗り越え、離婚に踏み切っら踏み切ったで、今度は夫の同意が得られなかったり、夫の家族総出で止められたり、とにかく離婚には想像以上に困難がつきものなのです。

私ももちろんそうでした。

離婚するにはどうしたらいいのでしょうか?

子供が2人おりましたので、離婚も自分一人勝手で決めてしまうのは大変な罪悪感がありました。なにより子供の未来を考えた時、大丈夫だろうか?子供を一人で育てていくことに勝算はあるのか?lこのまま飛び出して子供と一緒に路頭に迷うことはないのか?
多くの方は結婚生活が苦境に立たされているため、離婚をするのだと思いますが、その理由がなんであれ――例えば、夫からのDVであったり、夫の浮気であったり、耐えがたい価値観の違いであったり、金銭的な問題であったり――離婚するには、結婚する時とはまったく正反対の決断が必要になるものだと思います。

私は離婚を切り出す前に、当時住んでいた市役所へ足を運びました。
ひとりだけの収入源になっても、親子3人(自分と、子供二人)近くに家を借りて暮らしていけないものか誰かに相談をしたかったのです。
すぐに実家に帰るという選択肢を取れなかったのには、仕事と保育園が原因にありました。

当時勤務していた職場は都内にあり、実家からの通勤は不可能でした。
子供を預けられる保育園を確保したままでいたかったし、それなら保育園にも通いやすい場所に住む必要もあります。
大したキャリア持ちではありませんでしたが、転職するとなると確実に収入がダウンしてしまうし、何より保育園は意味がわからない程狭き門です。2017年流行語大賞に選ばれた「日本死ね!」という言葉がでた人の気持ちは非常に理解できます。保育園に入るまで待機しつづけやっと勝ち取った枠なのです。
そう簡単に手放すことはできません。
そうなるとやはり管轄の市役所へ相談に行くのが一番だろうと思ったわけです。

そうして私は市役所に相談に行きました。

深刻な家庭環境にいる人を優先に救う制度


しかし、日本は現在1日に650弱くらいの離婚件数を叩き出しています。1日にこんなに家庭が崩壊しているのです。ということは、10分間の間にも数組。この記事を読み終えてるときには更に十数組かが離婚届を出している計算になります。
前述しましたが「トレンド」的に離婚が人気なのでしょうがない数字なのだと思います。
そして世の中には深刻な問題を抱えた方がいらっしゃって、中には命の危険を感じつつも結婚生活を送られている方がたくさんいることをいるんだろうな、とは思っていましたが、完全にテレビの中のドキュメンタリーやドラマで見たことがあるくらいの認知度でした。

市役所の担当の係りの人は多忙で、深刻な家庭環境にいる人を一刻も早く救わなければならないとのことで、現地に行かれたりされているのか役所にいるということはありませんでした。結局その日は待っていましたがお話が出来ませんでした。
市役所に相談に行こうという方は事前にアポを取って相談に行った方がいいです。

後日今度はアポを取ってやっと話を聞いてくれることになりました。
現状どういう過程で離婚をしたいと思っているか、子供と3人で仕事をしながら生活を続けたいことを相談しました。
理想としては、しばらくの間でもいいので、家族で住める場所がほしいこと。保育園は変わらず利用したいこと。金銭的な何か援助等あるのかそれはいくらなのか。なにか方法がないか、そんなことを聞きました。

「実家には戻れませんか?例えば、毎日のように夫から暴力を受けている女性や、夫の両親や子供の前で性行為を求められるだとか、吐き気を感じるような酷い状況に置かれている女性がいます。
あなたはどうでしょうか?借金以外にもそういう状況はございますか?」
「いえ、…そんなことはありません」
「ご実家にご両親は健在ですか、でしたらご両親に頼るのはどうでしょうか?無理でしたらお金を一時的にお貸すことができますが…」

ABOUTこの記事をかいた人

一姫二太郎の2人の子供を育てているシングルマザーです。 育児と趣味も満喫したい能天気ライフを送っています。 失敗したり、たまにメソメソしてしまうこともあるけど、人生万事塞翁が馬のを座右の銘として元気に人生奮闘中です。