七五三 女の子の服装は?

和服の場合

子どもの健やかな成長を祝う七五三。
「無事にここまで育ってくれた。」という両親の感謝の思いは、乳幼児の死亡率の高かった昔と変わらないでしょう。
女の子だと着物でも洋服でも男の子より華やぎがありますので、準備も楽しいかと思います。
ただ和服の場合、3歳と7歳とでは違いがあるのはご存知でしょうか。
3歳児の場合は「三つ身」という、お腹周りがゆったりとした幼児向けの着物となります。
7歳児は「四つ身」という、子供向けの着物を大人と同じように帯を結んで着る形になります。
今はレンタル衣装が豊富に揃っている大手の写真スタジオで記念写真を撮る方が多いので、年齢に応じた和服だと自然にこのようなデザインになっているかと思います。
お子さんに負担のない、衣装を選んであげてください。

ドレスも豊富に揃っている

大手の写真スタジオだと、和服ばかりでなく洋服、ドレスも豊富に揃えてあります。
ご両親のご希望もあるかと思いますが、まずはお子さんの好みに合った服を選んであげてください。
自分が気に入った服だと、記念写真撮影もスムーズに進みます。
複数枚の写真撮影が出来るスタジオもありますが、着替えとセッティングに時間がかかるのでお子さんが疲れてきてしまう場合もあります。
一枚、二枚で数は多くなくても、お子さんの最高の笑顔を残せるよう、十分に考えてあげてください。

神社、寺へのお詣り

子どもの健やかな成長を感謝して、神社・寺に詣でる時も写真スタジオのレンタル衣装を着て出向くことも出来ますが、一日のうちに慣れない服装で多くの時間を過ごすのは、お子さんにとって負担になります。
いい写真を撮るため、お詣りやその後のお祝いの食事会をよりよいものにしたいのなら、日にちを分けるのも一案です。
写真撮影の日は写真撮影のみ、お詣りとお食事会はまた別の日に催せば、ご両親は大変かもしれませんがお子さんには心身共に負担が減ります。
お詣りにはワンピースなど、動くのが楽な服装の方が適しています。
お祝いのお食事会は、尚更です。
お子さんも気兼ねなく食事を楽しめますし、レンタル衣装を汚す心配もありませんから、ご両親も気持ちが楽になるでしょう。
お祝いにいらしてくださるおじいちゃん、おばあちゃんも一番の楽しみはお孫さんとのお食事でしょうから、無理せず、が一番です。

何よりも、子供の笑顔のために

形式にこだわって親子共に和服、その日のうちに写真撮影、お詣り、食事会、と無理する必要はありません。
大事なのは、その日お祝いする子供の成長への感謝の気持ちです。
主役の子供の笑顔がなかったら何の意味もなく、周りの大人たちのエゴにしかなりません。
3歳のお祝いの時はお子さんの様子を見ながら「無理せず」のスタンスで臨んでください。
7歳のお祝いの時は、もう小学校にあがっていますから体力的にも心配はいりません。
お子さんが着たい和服、もしくは洋服・ドレスを着せてあげて、思う存分お祝いをしてあげてください。
あくまでも、主役は子どもです。
形式にとらわれずに、子どもの笑顔最優先でのお祝いが、後々までの幸せな記憶に繋がります。

ABOUTこの記事をかいた人

現在小学生男児を子育て中です。息子の言動に日々振り回されて頭を抱える毎日ですが、自分を取り戻すために試行錯誤しております。