ママとおでかけ、初めての公園。公園デビューはいつから?

公園デビューという言葉がありますが、それは元々、一人のママが公園に集まっているママ達のコミュニティに参加するために頑張るという意味が強いようです。
しかし、ここではママのコミュニティ参加ではなく、子供が公園で遊ぶのはいつ頃から出来るのか、その時の楽しめるアイテム、公園がなぜ子供の成長に役に立つのかなどをお伝えしたいと思います。

初めての公園はいつ頃?

赤ちゃんが歩けるようになると、行動範囲が広がって、ぐっと子供らしい遊びも増えて来ます。その頃の赤ちゃんは、生きて行くために必要な様々なことを学ぼうとするのです。
まだ赤ちゃんらしい時に行う確認行動は、何でも口に入れることですが、歩き出す頃には何にでも興味を示して、手で触るという行動をとります。そうして歩いて行動範囲が広がることで、いずれ家の中だけでは収まらなくなり、外に出る機会を作ってあげなければならなくなります。つまり、「行動範囲が広くなり、家に中では収まらない状態」が目安です。その頃はだいたい歩き出していて、すこし足取りもしっかりし始めた頃と考えて、1才は過ぎた方が良いと思います。それよりも早い段階で公園に行く時は、ベビーカーに乗せて散歩する程度だと思います。
もう一つ考慮しなければならないのは気候です。とても暑い時期と寒さの厳しい時期は、命の危険にさらされることもありますから、要注意です。

公園で子供が楽しめるアイテムは?

公園で子供が楽しめるアイテムはどんなものがあるでしょう。

砂場遊びセット

砂場があれば必須アイテムですね。友達がいっしょなら、貸したり借りたりのマナーも少しずつ学べます。子供はなぜか穴を掘ったり埋めたりが大好きです。これも感覚や微細運動などを育てることに役立ちますから、服が汚れても大目に見て、砂が目や口に入らないように見守ってあげて下さい。
ただし、砂場が清潔かどうか、動物の排泄物などが見当たった場合は、様々な感染症の恐れがあるので、その砂場を利用するのは控えましょう。

シャボン玉

シャボン玉は子供に大人気のアイテムです。室内やベランダでは汚れたり、他の家の室内に侵入したり、洗濯物に付いてしまったり……なかなか気を遣って楽しめません。
でも、公園なら大丈夫。シャボン玉の不思議な色や形の美しさに釘付けになり、飛んで行ったら追いかけて、はじけたら驚く……子供の情緒を安定させ、興味を引き出して、脳の発達にも役立ちます。
シャボン玉の液を飲み込んではいけないので、ストローで吹いてシャボン玉を作るのは大人がしなければなりませんが、子供が指一本でもシャボン玉が作れるおもちゃなどもありますから、チェックしてみて下さい。

大きめのボール

部屋の中で狭くて出来ないボール遊びも、広い公園ならへっちゃらです。体全体を使っての運動はとても大事ですし、しかも向かい合って転がしたり、相手に渡したりすることで、コミュニケーションスキルを学べるとも言われていて、さまざまな教育の現場でも取り入れられている遊びの一つです。
これらはほんの一例ですが、他の色んな遊びについても、部屋の中では狭過ぎる、もっと体を大きく動かせたらいいのに、などの悩みは広い公園なら解決しますよね。

公園で遊ぶことの大事さ

何より公園は体をたくさん動かせることが大きいですね。また、日焼けには注意が必要ですが、適度に日の光を浴びることも、実はとても必要なのです。そして、公園は柔らかい土で整備されますので、転んでしまってもアスファルトで転ぶ時のようなケガにはなりません。
公園は草花や木々が植えられていて、それを見たり触ったり、花の香りを嗅いだり、五感をフルに使うこともできるのです。そこには虫などの生き物もいて、中にはとても興味を持つ子もいますが、将来は学者さんになるかも知れませんよね。遊具があれば、ママも一緒に遊びながらサポートして下さい。その中から、体の動かし方やコミュニケーションスキルも学べます。
公園は、よちよち歩きの頃から随分大きくなるまでの間、子供の成長に欠かせない場所だと言ってもよいでしょう。
子供さんが歩き出したら一緒に公園にお出掛けをして、親子で楽しんで下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

1964年生まれ。 「辛い時期もいずれ過去になる。」なんて台詞が解る年頃になりました。 これまでの経験を生かし、少しでも興味を持ってもらえるような記事を書きたいと思います。