夏休みなどの大型のお休みに学校から宿題を山のように持って帰ってくる子供たち。自分で自主的に計画を持って片付けてくれるといいんですが、なかなかそういう訳にもいかないですよね。なかなか手をつけない子供に、つい親の方がイライラしてしまいます。夏休みなどの大型のお休み時の宿題に対し、親はどこまで手を出したらいいのでしょうか。
夏休みの宿題は毎日少しずつ行うことで復習になり習慣づけになる
子供たちは、夏休みの宿題はお休みが終わるまでに済ませればいいと思ってしまいがちです。ですが、毎日短時間でも取り組むことで復習になり日々の習慣づけができるものなので、できれば毎日少しずつでもしてほしいですね。学校で1日のスケジュール計画を書いて帰っている場合もあるのでできれば自主性にまかせたいところです。でもほったらかしでもちゃんと自分でする子はするものですが、しない子は結局しないんですよね。そして休みが終わる直前に慌ててすることになり、ただやっただけになって本来の宿題の意味がなくなります。そこで親が少しだけ、手をかすことが重要になってきます。
親はただ手伝うのではなく宿題をしやすいようにアドバイスをする
手をかすといっても宿題を手伝うということではありません。宿題をしなさいと言うだけでなく、ちょっとしたアドバイスで子供が自主的に宿題をするようになる気持ちになるようにしてあげることが大切です。まず、宿題を毎日することの大切さを教え、日々のスケジュールを一緒に立てましょう。宿題は休み前までの学習内容を復習し繰り返し勉強することで身につけさせることが目的の一つでもあります。そういう意味ではただやっつけで数日で慌ててやってもあまり意味がないと言えます。毎日決まった時間に勉強時間を作るなどの計画を立てることで、その時間になったら自主的に取り組みやすくなります。静かな部屋がいいのか、リビングなどみんながいる方が落ち着くのか、その子によって違うので、本人に合った環境作りを手伝ってあげましょう。また、間違えているからといってすぐに正しい答えを教えるのではなく、自分で問題を解きなおさせたり、もう一度考えて自ら正しい答えを導き出せるように手助けをします。それによって復習の意味になります。
子供の宿題、親の手が必要なことが多い
夏休みに限らず、子供の宿題ってたくさんありますね。娘が小学生になって驚いたことの一つに、宿題に親の手が思いのほか必要であるということがありました。毎日の宿題を忘れずに持っていくために声をかけたりするのはもちろんですが、娘の小学校の宿題では、計算の時間を図ったりプリントや問題集の答え合わせをしたり、時には○付けをするところまで親がすることもありました。先生方のお仕事も大変でしょうから負担軽減にもなるでしょうし、親子のコミュニケーションの意味でもある程度は必要だとは思います。しかし共稼ぎのご家庭も珍しくない今の時代、そこまでするのが難しいご家庭も多いのではないでしょうか。毎日宿題をするのは、毎日勉強をする習慣づけという意味もあります。ですが、学校から帰宅して夕方ほんの1時間ほどお友達と遊びに行くために、慌てて宿題を必死でしているのを見ると、子供たちも大変だなと思います。
まとめ
ある程度学年が上がってくると自主性にまかせたいと思いますが、低学年のうちはどう手をつけていいかわからない子もいますので、ちょっとしたアドバイスで楽しくお勉強ができるようになればいいですね。親も家庭や仕事でみんな目いっぱい動いて大変ですが、子供たちのために頑張っていきましょう。