振り込みは、便利!
子どもが家から遠い大学に入ると、アパートを借りて一人暮らしをしたり、学生寮に入ったりで、毎月の仕送りが始まるご家庭が多いことでしょう。
子どもへの仕送りには現金書留が主な手段だった時代は、郵便事故で届かなかったりしないだろうか、子どもが丸ごと無くしてしまったりしないだろうか、と親も色々な心配をしていたと思います。
かなり前から子どもへの仕送りは銀行などの金融機関を使った口座振り込みが主流となっていますが、現在は金融機関の再編、ネット銀行の台頭などで、ひと口に「振り込み」と言ってもその方法は非常に多岐に渡っています。
手数料なども金融機関によって異なりますし、同じ銀行内でもネットバンキングを利用するとATM利用時と手数料やサービスが違い、場合に応じて使い分けが必要です。
振り込みは確かに便利ですが、どの金融機関をどのように使ったらよいのか、混乱する時代になりました。
金融機関のあり方が多様化している
どのご家庭でも、昔からメインで使っている金融機関があります。
まずはその金融機関一つに絞って、仕送りに使ってみることを考えてください。
そして、振り込み手数料がどれだけかかるのか、ネットバンキングを使った場合はどうなるのか、を、ご自身で調べてみましょう。
大抵の金融機関では、ネットバンキングを利用すると手数料が抑えられます。
ただ、今まで使っていたメインの金融機関が地方銀行だった場合、子どもが新た
に住む場所に寄っては支店も、ATMもないかもしれません。
ネットバンキングが普及すると共に、実店舗を持たないネット銀行が台頭してきました。
親子共にインターネットに明るいならば、ネット銀行を使うのも一案ですが、実店舗を持たない為お金を出金するときに他金融機関のATMを使わなければならず、その時に意外に手数料がかかったりします。
反面、利率が大手の金融機関より高い場合もあります。
金融機関のあり方や業務形態も多様化しているので、細かいところまで見ていくと「振り込み作業自体はラクだけど、色々考え始めるとラクではない」時代となったようです。
まずは全国どこにでもある金融機関を
子どもの転居先がどこであれ、全国どこにでもある金融機関を使うようにすれば、無難に仕送りが出来ます。
親子で周りの人たちから金融機関についての情報を仕入れ、どこを使うのが一番いいか、を考えて決めていけばいいと思います。
どの金融機関にも、必ず自信を持ってお客様に勧められるサービスを持っています。
それらのサービスのどれに付加価値や便利さを感じるかは、家庭それぞれです。
子どもの新しい出発と共に、家庭で使う金融機関について、見直しをしていく、一つの良いきっかけかもしれません。