連れ子の反抗期を乗り切るための心構え

思春期を迎えて反抗期に入ったお子さん(連れ子)をお持ちの継母ママさん、毎日の子育て本当にお疲れ様です。子どもの反抗期はただでさえ大変な時期ですが、連れ子の場合はとくに難しいですよね…。連れ子が反抗期になった時には、継母としてどのように乗り切っていけばよいのでしょうか。

連れ子が急に反抗的に…

「結婚したときにはまだ連れ子が小さく、母親のようになついてくれていたので、家族としてうまくやっていけていると思っていたのに、思春期に入ったあたりから急に態度が変わって接し方が難しくなった」という話をよく聞きます。何か注意すると「うざい」、「母親でもないくせに余計なことを言わないで」などと言ってきたり、「あの人」呼ばわりされたり。また、これまで疎遠だった実母に頻繁に会いたがるようになることも。これまでがんばって連れ子を育ててきた継母の立場からすると大変辛い日々だと思います。このまま自分から子どもが離れて行ってしまうのではないかと不安になることや、冷静に対応したくても腹が立ってイライラしてしまうという葛藤もあるかと思います。

忍耐強く見守り続けよう

連れ子が反抗的な毎日…、心が折れそうな日々ですが、いわゆる「反抗期」だと思って、その時期が過ぎるのを忍耐強く待ちましょう。思春期の反抗期特有の言動とも言えますし、それに加えて「継子」の立場から、実母と継母への思いで心が乱れている可能性も当然あります。継母としては、子どもが暴言を言ったり乱暴な態度をしたりしていても、その言葉や態度を真に受けてやり合うのではなく、見守る。実母なら時にはビシッと叱ることもあるかもしれませんが、よかれと思って叱った場合でも、余計に子どもの心を刺激してしまいかねません。しっかりとした信頼関係ができているという自信がある場合以外は、見守る方に徹するのがよいかと思います。とは言え、あまりに目に余る言動に対しては、父親からしっかり話をしてもらいます。そのため夫婦間でのコミュニケーションはこれまで以上に重要になります。継母として一定の距離を保ちながらも、見放すことなく忍耐強く見守りながら、この時期をなんとか乗り切りましょう。

困ったときには専門機関へ相談を

連れ子の父親であるご主人とのコミュニケーションが大切だとお伝えしましたが、ご主人とお子さんは血のつながった親子ですので、話しても継母としての自分の気持ちがなかなか理解してもらえないという場合もあるかと思います。そうなるとますます孤独感が増して辛くなりますよね…。そんな時には、一人で抱え込まず、自治体の相談窓口などへ相談をされることをおすすめします。もちろん、夫婦でうまくコミュニケーションがとれている場合でも、継子を育てるにあたり悩みや相談したいことが出てくると思います。自治体の子育て支援や児童相談所、「ステップファミリー(再婚家庭)」支援窓口などへ相談をしてみましょう。また、子どもの学校の先生とも頻繁に連絡を取り合っていると、家では気が付かない子どもの様子などを知ることができると思います。

最後に

お子さん(連れ子)の反抗期を夫婦で乗り越えることで、家族の絆もより一層強くなれるのではないかと思います。大変な時期だと思いますが、がんばっていただきたいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

小学3年生と幼稚園年少の二人の男の子を育てているアラフォー主婦。ドタバタと目の前で繰り広げられる兄弟喧嘩にため息をつきながらも、子どもたちの元気な成長に感謝しながら過ごす毎日。