地域と共に子育てを

参加してくれる保護者の皆さんからは、
「子どもと一緒に遊べる機会が作れて嬉しい」
「家でゲームばかりしているので、こうした集まりがあると健全でよい」
などの声をいただいています。

地域の見守り


子ども会活動を通して、地域の会などに参加する機会も多いのですが、そこではいかに地域の方々が、子ども達のために力を尽くしてくれているかが分かります。

私の地域だけでなく、全ての地域がそうであると願いたいですが、会計報告などを聞けば、一番多くの予算が割かれているのは、小中学校への寄付金でした。

青少年育成協議会などの団体では、地元のお祭りなどで、子ども達の見守りのために毎回巡回をしてくれたり、不審者情報があれば、メンバーで情報を共有して見回りをしてくれたり。

こんなに多くの見守りがされていたとは、大人になり、また、地域活動に参加するまで全く知りませんでした。

活動メンバーの多くは、よさこいで見たように、私が小学校時代にお世話になった大人の方が、そのまま残って続けてらっしゃいます。
跡継ぎが出てこないのが現状のようで、60代、70代の方々ばかりです。

そのベテランさん達が続けてくれるからこそ成り立っている私の地元。
他の地域でも、似たような状態らしいです。
本当に頭が下がります。

子ども会があるメリット

私が思う子ども会のメリットは、子ども達が経験し、成長する機会が増えるということです。
学校生活の中でも、子ども達は授業やクラスメートとのふれあいの中で、たくさんの経験をして、自然と成長してくれます。

そして、子ども会という別の団体に属することで、また新しい仲間を作り、低学年から高学年までの異年齢の集団の中で、年下の子の面倒を見たり、リーダーとしてどう振舞えばいいかを学んでいきます。

例えば、遊びの前に指導者の前に並ぶだけでも、上級生が一番前に出て
「並んで!」
と声をかけねばなりません。
グループで何かをするときは、小さい子が分からないと言えば、教えてあげないと前に進めません。
グループで遊ぶことで、自然とリーダーシップの勉強になるのです。
昔、兄弟が多かったり、近所の子ども達が集まって遊んでいた頃は、自然とこういう成長があったと思いますが、最近では集団で遊ぶ機会が減ってきているように思います。

活動自体は、子ども会それぞれだと思いますが、例えばうちの地区では、畑を借りて作物を作ってみたり、お餅つきや手作り凧を揚げたり、公民館でゲームをしたり、子ども達がワイワイ楽しめる内容になっています。

凧揚げなどの時は、地元のおじいちゃん達に来てもらい、昔ながらの手法を教えてもらったりするので、地域の人との関わりも増えます。
核家族の子どもが多いので、ご年配の方と接し慣れていない子どもも実は多く居ます。
一緒に活動して身近に感じることにより、違う世代の方との接し方も覚えられます。

子ども会活動を通して、私も自分の家庭だけではできない、いろんな体験を娘達にさせてあげられるので、子ども会に入れて本当に良かったと思っています。

地域に子育てしてもらおう

子ども会を例に挙げましたが、前述の通り、子ども会が存在していない地域もあります。
子ども会があるかどうかは、学校が把握していたり、今の時代でしたら、SNSを発信している団体も多いですので、インターネットでも調べられるかも知れません。

子ども会でなくても、児童館があったり、町内会の子ども向けの集まり、地元のお祭りなど、地域の行事に参加するだけでも、子どもだけでなく、保護者にとっても人の輪が広がると思います。

人と接するのが苦手なお子さん、ママももちろんいると思いますが、親子で一緒に体験することは、かけがえのない思い出になります。
お住まいの地域に、子ども会などの地域活動がありましたら、ぜひ一度体験してみて欲しいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

ひなりんママと申します。 小学3年女子、年少さん女子子育て中、もうすぐ第3子が産まれる気ままな自営業ママです。 仕事や家庭より、地域や学校、保育園などのボランティア活動に追われる毎日です。