七五三は、今や子供にとっても親達にとっても、大きなイベントです。
普段と違う姿に仕立ててもらって、自分が中心になってお祝いしてもらえる、子供にとっては王様やお姫様のような気分になれる日でもありますよね。
そんな七五三での女の子の髪型について、日本髪が密かに人気があるようです。
さて、日本髪とは?結うためにはどうすればいいの?自分でできる?
そんな疑問にお答えしますね。
日本髪の今昔
今、日本髪を結える人は、ほとんど見かけなくなりました。昔ながらの日本髪は、江戸時代でも女性が自分で生計を立てられるほどの技術者だったそうです。
結うための道具や油も、今ではほとんど手には入らず、結うのにも長時間必要だそうです。
昔は髪を洗うのも難しかったので、この日本髪で何日も過ごせた分、自分でほどくのは大変なのだとか。
けれど、確かに子供の日本髪はカワイイですよね。
今、日本髪と言われているのは「新日本髪」と言われていて、普通に美容師さんが使っている道具で、結い方もアレンジに近いものです。
何日もそのままではいられませんが、結う時間も短く、自分でほどくことができます。
負担が軽い分、昔の人の大変さも少し想像することができますね。
日本髪にしたいなら、どんなことに気をつける?
日本髪にしたいなら、七五三の予定から逆算して、髪の長さを調整しておく必要があります。
子供の日本髪なら「高島田」「桃割れ」などですが、ある程度髪の長さがあったほうがいいですね。
長さから言うと、最低でも肩下まではあったほうがよいようです。結った時にきれいに仕上げるためには、髪に段を付けたりレイヤーなどは入れないようにします。
前髪は短かったらそのままおろして、結いたかったら顎あたりまで伸ばします。
あと一つ、子供にもどんな日本髪にしたいか、ちゃんと意見を聞いてあげてくださいね。
主役は、あくまでも子供なんですから。
自分でも結える日本髪風
ここでは敢えて結い方はお伝えしませんが、自分で結う時はかんざしや髪飾りなど、自分で選んだりアレンジしたり、子供とああしよう、こうしようと話し合いながら決めていきましょう。
子供の意見をよく聞きながら、かわいいものを選んで入手したら、事前に結ってみるのも楽しいかもしれませんよ。
今は「日本髪風」の自分での結い方も、ネットでも動画など探すことができますから、挑戦してみてください。
色んな結い方をやってみて、ちょっと難しいなと思ったら、その時は美容室などにお願いすればよいのです。お願いすることになっても、一度結っているので、子供の好みを的確に伝えられますし、購入した髪飾りなども、そのまま使うことができますから、子供の要望にぐっと近づくと思います。
日本に生まれたからこそできる七五三、日本独特の日本髪、様々な日本の風習を、子供達にも楽しみながら引き継いでいってほしいですね。