子どもの遠足にママの愛情を込めたお弁当。だけどやっぱり、季節や場所によってはお弁当が傷むのも気になります。
その対策として活躍する保冷剤。さて、その保冷剤の活用について、どれだけのことを知ってますか?
知ってると知らないでは大違い。保冷剤の特長と使用法についてお伝えしたいと思います。
お悩み解決! 保冷剤を使うか使わないかの境界線
夏場のお弁当なら、保冷剤は絶対入れるというママがほとんどですよね。でも、季節が夏以外なら? ちょっと悩みませんか? 冬でも保冷剤を入れてしまうと、お弁当が凍ってしまったり、冷た過ぎてせっかくのお弁当が不味くなるという話しもよく聞きます。保冷剤を入れる入れないの境界線は、案外みんなが悩むところなんです。
そもそも保冷剤は、食中毒を防ぐために使用するというのが一般的ですよね。
ということは、食中毒は一体、どのくらいの温度から繁殖を始めるのか……ということを知っておけばよいのです。
ウイルスは10度を下回る場合、ほとんど繁殖しないと言われていますが、15度を過ぎると繁殖が始まります。30度を超えると、ウィルスは活発化しますから、真夏は絶対に必要ということになりますね。
ということで、気温が20度を超えた時を目安にするといいと思います。気になれば、気温が15度で小さい保冷剤を一個入れたらよいのではないでしょうか。
また木陰のないような遠足場所で、天気のよい日にお弁当を放置する場合は、少し気温の目安を低めに考えたらいいと思います。
保冷剤の量と冷却時間を知っていますか?
さて、保冷剤でよく疑問に上がることが、その量と冷却時間です。お弁当にどれだけの保冷剤を入れればよいのか? という質問はよく聞かれるのですが、案外その答えを知っている人はいません。
ケーキを買いに行ったら、よく帰り着くまでの時間を聞かれて保冷剤を入れてくれますが、同じ考えで入れてしまうとお弁当は冷えすぎます。
家庭で保冷剤の重さを量ることはほとんどないでしょうが、一回量っておくと目安がわかりやすいですし、大きさも分るので、次からは保冷剤を見ただけでその重さも判断出来るようになると思います。
保冷時間は気温を20度とした場合に、30gで約1時間半、40gで約2時間、50gで約2時間半、100gで約3時間が効果のある時間です。
また、保冷剤の重さや量も決まったら、お弁当の上に置くのがオススメですよ。冷気は下へ下へと移動するからです。
さて、ここまで分ったらもう悩まずにすみますよね。
保冷剤のあれこれ、脇役だって主張したい
子どもの喜ぶかわいい保冷剤も、今はたくさん売っています。子どもの好きなキャラクターや車など、色も形も様々。テンションも上がって、お弁当を楽しみながら美味しく食べる時間を作ってくれるでしょう。
また、もしデザートがOKな場合は、小さなゼリーを凍らせて保冷剤代わりに入れておくと、子どもはとっても喜びます。お昼までにはちょうどよく溶けていますし、まだ少し凍っていてもゼリーなら美味しいですからね。
ママのせっかくの愛情弁当ですから、美味しく安全に食べてもらうためにも、保冷剤も上手に活用して下さいね。