子供の七五三、数えの年でする?満年齢でする?
よく聞かれる、七五三での疑問です。
色々な観点から満年齢が良いのではないか……なぜ満年齢がオススメなのか……。
数え年か満年齢か、決めるに当たっての参考にしてみてくださいね。
そもそも数え年、満年齢って?
数え年とは?
赤ちゃんがオギャーと生まれた瞬間で、1才とすることが「数え年」です。
つまり、人生が始まった時点で1才になります。
子供が小学校に入学した時、入学したその日から小学1年生になりますよね。
小学0年生はありません。
来年は、年号も平成から変わることが決まっていますが、また1年から始まりますよね。
それと同じ考え方が「数え年」です。
昔は、「0」という概念自体、なかったようですね。
満年齢とは?
現在、普通に使われている年齢の数え方です。
0才という期間があるわけですが、数え年の概念が分れば、実は満年齢のような0から数えるやり方は、人の年齢を数えることの他には、あまり使われていないことに気付きますよね。
書類などに年齢を記入する際に、誤解を避けるために、満○才と書くことが多いんですが、気付いてましたか?
七五三、満年齢がオススメなのはなぜ?
単純に考えると、数え年での七五三は、満年齢でいうと2才、4才、6才です。
例えば、七五三の暦から1日前の11月14日に生まれたなら、満2才になったばかりでも数えの3才になりますが、まだ小さくて幼いことは想像できますよね。
これは極端な例ですが、数えの3才よりも満年齢3才の子供の方が、足もしっかりしてきて、トイレなどの苦労も少なくなります。
2才から3才というと、子供が大きく成長していく頃ですから、満年齢の3才の方が、自分が真ん中で祝ってもらっていることも、ある程度理解できるようにもなります。
満年齢の5才でのお祝いも、男の子は色んな意味でしっかりしてくる頃です。
体つきも精神も、様々な経験を吸収して、どんどん伸びる頃です。
女の子の7才も、男の子よりも成長も早く、イベントを自ら楽しみ、大人に対しても感謝できる心も育ってくる頃です。
満年齢が数え年よりも、子供が成長していることが、良い影響を与えやすいということですね。
それでも数え年がいいという場合
満年齢を勧めるのは、七五三が子供のお祝いとして、大きなイベントになっていることが大きな理由でもあります。
けれど、昔のしきたりを守る、または大事にしたいという考え方もあります。
それはそれで、尊重されなければならないでしょう。
そんな時は、特に数えの3才の子供であれば、なるべく子供の負担にならないように考えて、お祝いをしてあげることが大事です。
本来の七五三は、イベントではなく、無事に育った感謝やこれからの成長の祈願なのですから、それさえ忘れなければ、年齢は数えでも満年齢でも、どちらでもいい、ということです。