発達障害の特性がある人の雇用形態

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人生の中で大きな転機になることの1つに就職があります。
生活費を稼がなければ生きていくことは難しいので、何かしらの形で働いていくことになりますね。
発達障害の特性がある方にとって、就職は大きな難題の1つになるでしょう。
しかし、学生の時とは違い、自分で道を決めて選んでいける、という意味で学生生活とは大きく生活が変わっていきます。
「飯を食っていける人間になる」という大きなテーマについて、仕事をしていくということを考えてみたいと思います。

就職をする

大学を卒業したら、就職をする、という流れはほとんどの方が当たり前のように考えていることであり、おそらくその流れに沿って就職活動をして働き始める方が大半でしょう。
まれに就職しない道を選ぶ人もいるとは思いますが、今回は就職をしていく方向で考えてみたいと思います。
就職するにあたって、健常者の方と同じ条件で就職をする一般雇用、初めから障害者枠で就職する障害者雇用という雇用形態の違いがありますね。
一般雇用の場合、発達障害のカミングアウトをするしないはあるにしろ、健常者と同じ条件で働き、成果を上げる必要がありますので、特性の理解や配慮は求めるにしても、発達障害の方が大きく健常者システムに適応していかなければなりません。
健常者の方でも同じことが言えますが、特に発達障害の特性があり、日常生活での困りごとがある場合、自己理解をしっかりと把握した上で、会社にも説明できるレベルが必要になります。
私は新人の人に仕事を教える、トレーナーという立場にいたことがあり、その際に思ったことは、発達障害の方は自分が出来ることと出来ないことを把握していないことが多く、先の見通しも立ちにくいため、どのような仕事でも一旦引き受けてしまう傾向があると思いました。
期限付きのような仕事でも、途中確認も報告もなく、期限が過ぎても「出来ませんでした」という結果のみで、何が出来なかったのか、どうすれば出来たのかなどの改善案もありません。
また教えたことをメモしていく習慣がない方は、何度も同じことを聞いてくるし、自分はこう思うという独自の思考回路で仕事を進めていき、会社としては望んでいない成果を出してしまって二度手間になるということもよくありました。
結局、他の誰かがそのフォローをしなければならなくなり、時間も手間も何倍もかかってしまうというパターンから、怒られてしまうことが多くなり、意味がわからずに嫌な思いだけが積もっていき、周りからの評価も落ちていき、辞めてしまうという、ある意味パターン化された流れがありました。

働く

働く、ということは一定の成果をあげなければいけないので、同じ方向を向いた仕事の成果が必要になってきます。
しかし発達障害の人は、何を求められているのかの予想がつきにくく、社会人としての言葉のニュアンスをうまく汲み取ることが難しいため、違う方向へ行きやすい。
指示する側もその辺の特性をきちんと理解していないと、お互いに不快になっていってしまうのです。
健常者の人にも性格や特性はいろいろありますが、一度失敗をすれば気づいていくし、空気を察してわかって適応していける部分が多々ありますが、発達障害の特性はここが難しいところなので、どうしても周りの理解が必要になってきます。
発達障害であることをカミングアウトしなくても、仕事をしていくことは可能なのですが、後々、ご自身も周りも困ることになってしまうことは予測できますね。
当事者である方が、健常者を装っていくことは、自分を否定しているようなものだと思います。
誰にでも、健常者でも、向き不向きがあり、その辺を適材適所で回しているのです。
ですので、せめて自分に出来ることと出来ないことをしっかりと把握し、相手に伝えることが出来るようになることは、就職をして働く上で最低限必要なことだと思っています。

適応する

理解と配慮を求めたら、あとは慣れていくことで働くことは可能です。
当事者ご自身も、わからない、できないではなく、ここまでなら出来る、こうやったら出来るという改善案を常に持ちながら、意識をして仕事をしていけば、適応して働き続けることが出来ると思います。
そして何よりも、特性を活かせる仕事の場合、その能力は健常者には真似できません。
発達障害の人の脳でなければ思いつかない、見えない世界があると思います。
適材適所という意味でも、特性は特技と捉えていいと思っています。
実際、専門職などでは発達障害の方達の活躍がとても多いですよね。
大きく世の中を変えていっているのも発達障害の方達だと言っても過言ではありません。
常識にとらわれない、流されない、貴重な感性と感覚を、健常者には思いつきもしなかった発想で新しい何かを作っていくことも可能です。
そんなことが可能になるのも一般雇用の大きな魅力です。
ただ、どうしてもコミュニケーションがうまくいかなかったり、仕事内容が理解出来なかったり、思っていたこととあまりにもかけ離れた仕事ばかりになってしまうこともあるでしょう。
そんな時は、その場所にこだわらず、新天地を求めて転職しましょう。

転職をする

転職はキャリアアップのためだけではありません。
会社側から考えれば、せっかく育てた社員に辞められてしまうのは残念なことではありますが、不満を持ったまま仕事をしても成果につながらないので仕方がないことですね。
前回とは違う場所を求めて転職をすることは、新しく環境が変わるので発達障害の人には苦手なことかもしれません。
新しい場所で、新しい人と、新しい仕事を覚えていく、苦手なことかもしれませんが、これもまた1つの道です。
そして、少しずつ、経験を積んでいくことも大事なことです。
一般雇用でうまくいかなかったのであれば、障害者雇用の枠で就職をするのもいいと思います。
初めから特性に理解があるので、健常者を装う必要も近づく必要もありませんので、ストレスはかなり減るでしょう。
特性に配慮された仕事を割り振られるので、発展していかない決まった作業が多いかもしれませんが、その方が安心する方もいらっしゃいますよね。
どちらにしても、お金をもらって働くのですからよい方向へ向かっていけるように改善していくこと、意見をきちんと伝えていくことが重要だと思います。

ネット社会で仕事をする

また現代社会では、企業に就職することなく、ネット社会で仕事をしていくこともできますよね。
PC作業が得意であれば、苦手な対人関係がなく、通勤もない仕事の形態を選ぶことも出来ます。
生活費を賄えるようになるのはとても大変なことかもしれませんが、それはどの仕事も同じです。出来ないからやらない、のではなく、出来る道を模索していかなければ生きてはいけないからです。

自分の生きる道を切り開く

発達障害の特性を理由に言い訳をしたり逃げるのではなく、発達障害の特性を強みに変えることもまた、発達障害の人にしかできないこと。
たくさん感じてきた違和感を強みに変えて、新社会をつくることだってできるのです。
もっともっと自信を持って発信し続けることで、後続に続く発達障害の人達の道を切り開くことも出来る。
そうやって、自分の生きやすい社会を目指すために、働くのではないでしょうか。
発達障害だから、健常者だから、という区別なく、働いていける環境がこれからの時代には必要です。
そんな時代の第一人者になれる可能性は、誰にでもあると思いますよ。

ABOUTこの記事をかいた人

2人の男の子を育てている主婦です。(現在小4と小1) 長男が発達障害のため、ちょっと変わった子育てをしています。 今年から次男が小学校に入ったので、少しずつ自分の時間が持てるようになりました。 そんな私のちょっと変わった子育てのお話を紹介致します。