子供がいじめにあった場合
子供が学校でいじめにあう‥親として、これほど辛いことはありません。
悲しく憤る気持ちを抑えつつ、まずはクラスの担任の先生に話をする方がほとんどでしょう。
まずは、担任の先生を始めとした学校側に相談をするのが第一段階です。
担任の先生が校長先生や管理職の先生に報告をし、いじめをした子供の親にも連絡をして迅速に、きちんと対応してくれればいいのですが、そうでなかった場合は親子共にさらにストレスを抱えることになります。
学校の対応に満足がいかなければ
子供が傷ついた心を抱えているのに十分な対応がされない場合、その自治体の教育委員会に話を持っていくのが第二段階です。
その場合、学校側に「話が進まないので教育委員会に相談に行く。」と一言伝えましょう。
そこで学校側が真剣に解決に乗り出す可能性もあります。
学校で起こったことの責任はすべて校長先生にかかってきますから、少なからず真摯に対応してくれるはずです。
それでも対応が満足のいくものでなければ、教育委員会に行くことを再度伝えてから、相談に行きましょう。
ただ、昨今では学校も校内に「いじめ対策委員会」を設けるなどして、いじめに対して
積極的に対策を立てているところが多いですから、ここまで話がこじれるのはレアケースかもしれません。
順序と節度を守る
最初から教育委員会へ話を持ち込む方もいらっしゃるようですが、それは乱暴なやり方です。
教育委員会も事の詳細を確認しなくてはなりませんから、どのみち学校側に確認が入ります。
教育委員会から連絡を受けて初めていじめがあったことを知るというのは、学校側にとっては恥をかかされるようなものであり、最初から保護者の印象を悪くしてしまいます。
最初の印象が良くないと、後々の対応にも影響が出てきますから、どんな場合でも物事の順序と節度を守りましょう。
我が子のことですから感情的になるのは当然ですが、一人の大人として、社会の一員として、冷静を努めて話を進めてください。
いじめ対策について、確認してみる
子供がいじめにあった、学校でいじめがあった後ではなく、一度自治体の教育委員会のいじめに対する対策や基本方針について確認することをお勧めします。
ホームページや配布物をご覧になってみてください。
教育委員会の対策や方針は、そのまま学校側にも受け継がれています。
学校側もプリントや校長講話で対策を保護者に向けて発信しているはずですから、日頃から意識を持って目と耳を向けてください。
予備知識と心構えがあれば、いざという時に自分がどう行動すればいいのかすぐに判断がつきますし、それが何よりも子供を守ることに繋がります。