七五三 親の服装は?

子どもの成長を祝う、年中行事

「七五三」と聞くと、子どもの頃に着物を着て神社に行ってお祝いの食事会をした、という懐かしい思い出をお持ちの方が多いと思います。
子どもが何事もなく無事に元気にここまで育った。
乳幼児の死亡率が高かった昔は、この年齢まで無事に成長したという事を感謝して神社や寺に詣でました。
子どもが元気に無事に育ったことを感謝して祝う気持ちは現代の親も同じです。
さて、仕事や生活のスタイルが多様化した現代では、七五三を祝う時の親の服装は皆さんどうしていらっしゃるのでしょうか?

主役は子ども

最近は神社や寺に七五三のお詣りに行き、写真館で記念写真を撮るのが主流のようです。
そして写真館も、大手のチェーン店を始め、ある程度の規模の写真館がレンタル用の衣装をふんだんに揃えて、レンタル料、写真撮影料をセットにした色々なプランを用意しています。
レンタルした衣装を着たまま、近くの神社、寺へのお詣りが出来るプランもあります。
ある程度成長したとは言え、まだまだ育児に忙しいパパ、ママにとっては非常にありがたいプランです。
そのような写真館を利用するなら、まずは足を運んで子どもの服装を決めることから始めましょう。

基本的に、親は子どもの服装に合わせる

お子さんは和服が気に入ったでしょうか?それとも「着物は苦しいから洋服がいい。」とおっしゃったかもしれませんね。
お祝いの主役は子どもですから、希望を最優先してあげてください。
女の子が華美なドレスに走ってしまった場合は、それを着るのは写真撮影にとどめて神社や寺に行く時はシンプルで無難なワンピースにするなど、ご両親がうまく調整してください。
お子さんの服装が決まったら、親はそれに合わせて服装を考えましょう。
但し、それは決して無理せず、出来る範囲内で結構です。

家族全員の笑顔が一番

お子さんが和服を選んだ場合、ご両親も和服にすべき、では決してありません。
下のお子さんがまだ小さくて授乳が必要でしたらママが和服を着ることは無理です。
また、パパが和服を着るのはあまり一般的ではないので、お子さんより注目を浴びる可能性があり、望ましくありません。
パパは基本的にスーツであれば、何も問題はありません。
ママは、お子さんに合わせてもし可能なら和服を着ればいいですし、華美でないスーツ(パンツスーツ含む)、ワンピース、ツーピースでも構いません。
無理してママが和服を着て写真撮影、お詣りをしたけれど、疲れきってしまった顔が写真に残ってしまっては後から思い出しても「大変だった」という思い出しか残りません。
それならば、無理せず用意した服装でお祝い事に臨んだ方が満面の笑顔でいられるでしょう。
筆者は神社へお詣りした時はスーツを着ましたが、写真撮影の時はかなり疲労していたのでほぼ普段着でした。
ただ、両親揃っていい顔で写ることが出来たので、後悔はしていません。
子どもはまだ小さくて、写真を見てその当時を何となく思い出す事しか出来ません。
その時に、たとえどんな服装であれ、両親が笑顔で写っていることが一番なのではないでしょうか。
子どもの成長を心から祝う、家族の笑顔が何よりの記念であり、思い出です。

ABOUTこの記事をかいた人

現在小学生男児を子育て中です。息子の言動に日々振り回されて頭を抱える毎日ですが、自分を取り戻すために試行錯誤しております。