七五三・数え年と満年齢、どちらでお祝いする?

基本的には、数え年

男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳の11月15日に七五三のお祝いをします。
今はお誕生日を祝うのは満年齢、いわゆる「満◯歳」ですが、昔は「数え年」で年齢を数えていたので、新年を迎えると子どもから大人まで皆一つずつ年齢を重ねていました。
子どもは生まれた時点で「一歳」なので、「ゼロ歳」という概念はありません。
古くからの慣習である七五三のお祝いは、基本的には数え年の年齢で行います。
数え年となると満年齢とのギャップがあるので、数え年の三歳ではまだ小さくて、お祝いをするのは無理だ、というお子さんもいます。
満年齢三歳でお祝いするとしても、生まれ月や体の大きさによってはまだ難しいお子さんもいるでしょう。
五歳、七歳だったら成長と共に負担も少なくなっていくので、満年齢が達していなくても幼稚園や学校で同級のお子さんと同じ年にお祝いする、ということも出来ますが、三歳の場合は厳しいです。
三歳の七五三のお祝いは、お子さんの成長具合をよく見て判断してください。

今は、満年齢が一般的

現代では満年齢でお祝いをするのが一般的です。
数え年、と言われても、すぐにピンとこない若い親御さんも多いのではないでしょうか。
お誕生日を迎えたら一つ年を重ねる、というのは幼い子どもにもわかりやすいですし、
11月15日に満年齢に達していなくても、同学年のお友達と同じ年にお祝いしよう、という話もすぐに理解出来るでしょう。
ただ、双方のおじいちゃん、おばあちゃんには古い慣習を大事にしている方がいらっしゃるかもしれません。
お祝いの日にちや内容を考える時は、先に相談しておくと話がスムーズに進みます。
可愛いお孫さんのお祝い事ですから、遠方にお住まいで来られるかどうかわからないとしても、お話はしておきましょう。

兄弟がいる場合は

年齢の近い兄弟がいて、ちょっと頑張れば一緒に七五三のお祝いが出来るかもしれない、という方もいらっしゃるでしょう。
上のお子さんは満年齢でのお祝いだけど、下のお子さんは数え年でのお祝いになる、またはその反対、という形になってしまうかもしれませんが、一緒にお祝い出来るのは、子供の成長の喜びをより味わえます。
一緒に撮った写真、そして参拝は家族全員にとって、思い出深いものとなるでしょう。
ただ、お子さんの成長にもよりますから、くれぐれも無理は禁物です。
七五三は、子供の成長を感謝して神社に詣で、皆で祝うものです。
成長の節目のお祝い事を、「一緒に一度に済ませてしまえば楽だから。」と、大人の都合で済ませてしまうようなことは決してなさらないでくださいね。

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現在小学生男児を子育て中です。息子の言動に日々振り回されて頭を抱える毎日ですが、自分を取り戻すために試行錯誤しております。