小学生のいじめ件数が圧倒的に多い理由 原因は?

いじめ発生件数は過去最多の32万件という、「不登校新聞」編集長の石井志昴さんの記事を読み愕然としました。
32万件?多すだと思いました。
しかし、ネット・ツイッター・ライン・SNSというツールでの幅広い範囲のいじめを考えるとそれも妥当なのかと思います。

小学生のいじめが圧倒的に多い理由

その32万件のうちいじめの多い学年の順番は、小学生>中学生>高校生となります。圧倒的に小学生が多いですね。なぜ小学生のいじめが多いのでしょうか?
考えてみたいと思います。

からかわれる

幼児や小学生はからかうことでコミュニケーションをとることがあると思います。好きな子や気になる子にはちょっかいを出したり意地悪をする感覚です。しかし、からかう方の意味合いは違うものかもしれませんが、からかわれた方にとってはそれは嫌なことなのですよ。例えば、嫌なあだ名で呼ばれたり、見た目をまねされてからかわれたり…。大人になっても忘れません。トラウマになります。大人ならば笑ってうまくかわせても、幼児や子どもでは無理です。まともに受けてしまいます。そのため、親や先生、友達が、逐一注意することが重要だと思います。あだ名は禁止にすればいいと思います。

容姿のいじめ

子供は言うことがキツイです。ある程度年齢がいっていればオブラートに包んで言えますが、子供は思ったことをストレートに口にします。容姿=即あだなにつながりますので、言われた子供には本当に立ち直れないほどのショックです。大人でもつらいです。これも、親や先生が「人の容姿・生きざま・体形などを馬鹿にすると大変なことになるよ」とその都度教えこんでいかなければなりません。
例えば、みんなの前で(公然)侮辱すれば「侮辱罪」に問われ、皆の前で事実を暴露すれば「名誉棄損罪」になります。そういうことを親や教師がきちんと教えていかなければなりません。子供だから…では済まされません。子供のうちからきちんと教えていかないと、将来、侮辱罪・名誉棄損罪を平気でする人間になってしまいます。

手や足が出る

子供の内は、容易に手や足が出てしまいます。これも親や先生が徹底的に注意しなければなりません。いくら正論でも、手をだしたら負けなのです。
美輪明宏さんがインタビューで語っていらしたことを鮮明に覚えています。
「いじめという言葉をなくすこと。いじめではなく傷害罪と呼びましょう」
この言葉で、勇気づけられる人がたくさんいるのではないでしょうか?

まとめ

結局いじめって、個人の人格レベルを上げないと解決しないのではないでしょうか?
個人の人格レベルが上がれば、「いじめの選択をしない!」という人もでてきますので、第4の選択肢が出てきます。
つまり、「いじめる人」「いじめられる人」「傍観者(いじめる人の内に入ります)」しかなかった今までの定説に、「いじめを選択しない」という第4の選択肢を選択する者が出てくるという事です。
そうすれば、いじめの件数も減少すると思います。

ABOUTこの記事をかいた人

中2の子のママです。男の子、女の子両方の子育てをしてきました。どちらにかに偏るのではなく中立の立場で、育児・しつけ・子供との時間・親の悩みなどを一緒に考えていければと思っています。よろしくお願いします。