洋裁や和裁などの縫い物では、表と裏の生地がずれないように、まっすぐに縫えるように仕上がりの目安となる大まかな縫い目の道筋をつけることを「しつけ」といいます。子どものしつけと同じ意味なのかな?と思いませんでしたか?
漢字で書くと、縫製の「しつけ」は「仕付け」で、子どもの「しつけ」は「躾」なのですが意味合いとしては共通点がありますね!
躾とは、どういったことを射すのでしょうか?
子どもが成長して、生活していく際に社会や集団生活にあった規律や礼儀などを身につけるために訓練することです。
世の中の法則から道が外れてしまわないように導くという点で、「仕付け」と「躾」、似ていますね!
しつけと虐待
しつけの際、子どもが行った行為について褒められる、または逆に失敗してしまった行為について叱られることがありますが、叱る際に、子どもの行った行為のうち、失敗したことに対して罰の程度が相応していない過度の叱り方は虐待となります。
また、親の気分によって昨日と今日で言う内容が変わったり、親の感情を子どもにぶつけてしまったり、子ども自身が納得できないものも虐待にあたります。
事件などでよく耳にするのが「しつけのつもりだった。」というものがあります。
明らかに傍らから見たら虐待以外の何ものでもないものから、親自身が虐待と思っていないのに虐待となっている、または虐待ではないか?と声が上がっているものもあります。
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