夫婦、それぞれが違う環境で育ち、違う価値観で育ちました。
気が合い、価値観が近いなどの共通点をたくさん見つけて結婚に至ったかと思いますがそれでも、子どもに対するしつけの方針が違うことは多いですよね。
例えば、外出先でガチャガチャを見かけ、「ガチャガチャがやりたい!」と泣いてせがまれた場合、パパは「今日はやめようね。」と言い、ママは「一回だけなら良いんじゃない?」と言うとします。これはしつけの方針の違いにあたります。
パパは、子どもがガチャガチャの景品が欲しい訳ではなく、お金を入れてレバーを回すと、カプセルが出てくる動作が楽しいだけなので、手に入れた景品(おもちゃ)を大切にしない、毎回ガチャガチャをせがむようになってしまうことになってしまうのを防ぎたくての理由だったのですが、ママは、子どもが泣いてその場を離れようとしないし、泣いて欲しがる姿が可哀想になり、200円くらいのものだし、一回くらいやらせても良いのじゃないか?と思う理由からの発言なのですが、その場では子どもに対し理由は述べずに「今日はやめようね。」「一回だけなら良いんじゃない?」と子どもに言い、さらにパパの発言の理由を解っていないママが「これ、かわいいもんね。やりたいよね。」「ね?パパ?良いんじゃない?」などと子どもを泣き止ませたいために、ご機嫌取りのような発言をすると子どもが戸惑ってしまうことになります。
子どもを戸惑わせない
夫婦間でさえ、しつけの方針が違うことがあるのに、お舅さん・お姑さんと同居しているとなると、それぞれ皆の言うことが違うなんてことになってしまいがちです。
お姑さんの時代の子育てと、現代の子育てでは、それこそ方針がまるで違います。
それでも、それぞれが子どもを思っているわけです。
子どもを戸惑わせないために、夫婦・家族で相談して、方針を同じくしたいですね。
それぞれが違うことを子どもに言っていると、子どもは自分にとって都合の良い発言をしてくれる大人、甘い大人のところにだけに意見を求めてくるようになってしまいます。
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