すごすぎる!高知県梼原町の子育て助成金

子育てに関する助成金は、国の制度で決まっているものと、自治体ごとに決められたものがあります。

国の制度で、対象者が手続きをすれば必ずもらえるものとしては、中学校までの子どもに支給される『児童手当』、18歳までの児童(障害のある児童は20歳未満)を養育している、ひとり親家庭の父親または母親、または養育者に支給される『児童扶養手当』などがあります。

また、医療費助成としては、分娩に関連して赤ちゃんが重度脳性まひとなった場合に看護・介護費用を補償してくれる『産科医療補償制度』、小学校入学までの乳幼児が病院にかかった際、医療費の助成が受けられる『乳幼児医療費助成』などがあります。

私の町の場合

私が住んでいる高知県高知市では、昨年10月に、乳幼児・子ども医療費の助成が小学校卒業まで拡充されました。
現在9歳の長女が小さかった頃は、3歳まで無料、入学まで1割負担でしたので、慢性気管支炎持ちの長女の通院に、だいぶ出費がかさみました。
数年前に、高知市も小学校入学まで無料となりましたが、お隣の南国市では、だいぶ前から小学生はもちろん、中学生も医療費が無料でした。
高知市でも早く医療費助成が拡充されないかなと、心待ちにしていたので、本当に良かったと思っています。

同じ県内でも、子どもに関する助成金などは、地域によって全然違うというのは分かっていたつもりですが、調べていくと、同じ高知県内でものすごい助成を行っている町を見つけてしまいました。

高知県梼原町のこと

檮原町(ゆすはらちょう)は、高知県西部にある町で、山間部に位置する、いわゆる田舎町です。
漢字が難しいので、略式表記で「梼原町」と書く場合もあります。(ここでも「梼原町」で統一させていただきました)

人口3500人ほどの小さな町ですが、南国高知では珍しく、冬は雪景色が綺麗で、たくさんの雪が積もります。雪のない高知市内からわざわざ遊びに行く人も居ます。
坂本龍馬脱藩ルートもこの町にあり、国の重要無形民俗文化財に指定されている『津野山神楽』、沈下橋などが有名です。

が、市内から離れているということもあり、過疎化が進んでいるのが現状です。
そこで、過疎の問題に本気で取り組もうと、梼原町が行っているのが、『しあわせ田舎移住計画「ゆすはら暮らふと」』です。

梼原町の過疎への取り組み

梼原町では、企画財政課の「企画・定住対策係」が中心となり、空き家をリノベーションして『梼原町移住定住促進住宅』として貸し出しています。お家賃なんと、15000円!!
綺麗にリフォームされた一戸建てがこのお値段はすごいですよね。

移住を迷っている人向けには、月額10000円で、最大半年まで「お試し物件」を使ったお試し移住もできるらしく、町を上げた移住計画の本気さが伺えます。

他にも、新築の家を建てると200万円までの助成金がもらえたり、40歳未満の若年層ならば、さらに100万円助成、増改築に関しても最大100万円の補助があるなど、定住者には大変手厚い制度が整っています。

家族が増えるとマイホームを考えたりもしますが、一番の壁がお金。
ですがこれだけ助成金がいただけるなら、前向きに検討する気になれますよね。

梼原町の子ども助成金

そんな梼原町は、子どもの助成金についても大変手厚いです。

まず、子ども医療費が中学生まで無料です。
これは全国的にもよくある例ですが、梼原町ではインフルエンザの予防接種も1人200円で受けられるそうです。
4人兄弟を持つ私の友達は、毎年2万円近くかけて予防接種を受けていると聞き、大変だねえと言ったことでしたが、梼原町だと家族全員でも2000円ほどで済みますよね。これは本当に助かります。

町には保育園と幼稚園がありますが、保育園は保育料、給食費ともに無料だそうです。
保育料は、他の自治体でも、生活保護世帯や1人親世帯は無料になったりしますが、多くの場合、世帯収入によって決定される自治体が多いですよね。
ママのパート代が全て保育料に消えてしまい、何のために働いているのか分からないような状況になってしまう場合もありますよね。

高知市でも、ここ数年でやっと、同時保育2人目は無料、世帯収入によっては、小学生以上の兄弟児が居れば、保育料が無料になる制度ができました。
が、後者の制度はまだまだ収入の壁が厚く、気軽に利用できる制度ではありません。
保育料の心配をせずに預けられる梼原町は、本当にうらやましいです。

他にも、保育園に通っていない子を預けられる一時保育が、1日2000円、半日なら1000円で利用できるのも、子育て世代には嬉しいですね。

小中学校の助成


小学校に入っても、手厚い助成があります。
小学校入学には、他の地域でもお金はかかりません。が、入学の際、いろんな準備物でけっこう出費がありますよね。
ランドセル、道具類、体操服や学習机。学資保険のお祝い金などを使って対応する場合も多いかと思います。
梼原町では、そうした準備物への補助金が出るそうです。

例えば、学習机の購入費が1人あたり34000円出ます。学習机は1000円~60000円と結構高いので、これは助かりますよね。

梼原町には、小中一貫校の『梼原学園』がありますが、新一年生の体操服代の助成が1人あたり13750円、梼原学園の制服代助成が、男子42900円、女子40900円出るそうです。

高知市などでも、収入が低いなどの理由で、就学援助が使えたりはしますが、収入制限もあり、全員にこんな手厚い助成はありません。
梼原町は入学時の出費の痛手を大きくカバーしてもらえるので、お金の心配をせず、安心して小学校生活へ送り出せますよね。

中学校に上がると、寮に入ることもできますが、入寮費は月1500円と格安、寝具助成10000円もあります。
また、4kmを超える通学には、1000~5000円の通学補助金、学力向上対策補助金として、検定の試験料50%補助、中学卒業祝い金も30000円もらえるそうです。

他にも、限られた人数ではありますが、海外での研修に、個人負担70000円で行けるそうです。
子ども達の学ぶチャンスを全力で町が応援してくれるのです。

高校生への助成

高校生への助成金としては、奨学資金貸付事業があります。
今、奨学金問題がクローズアップされていますが、奨学金を借りるのはいいけど、若者の給料では就職してから返すのが困難であるのが現状です。

梼原町では、看護師等養成施設に通う際、月30000円から80000円の貸付が受けられるそうです。
卒業後、梼原町でその職につき、学資貸与期間の1.5倍の期間勤務すれば、借りたお金が全額免除されるのだそうです。
きちんと目標がある人にとっては、大変ありがたい制度ですよね。

若者、移住者の就職に関しても、町が全面的にバックアップしている梼原町ですので、町を出ずとも安心して暮らしていけますね。

まとめ

同じ県でも、調べてみれば独自の制度を持っている市区町村があったりします。
高知市と南国市の例のように、隣同士の市で差があったりもしますので、お引越しの際はいろいろ調べておくといいかもしれません。

梼原町の例は、ある意味とび抜けていますが、町が教育や福祉に本気で取り組めば、こういう素晴らしい結果を出してくれるということが分かり、希望が持てました。
梼原町をモデルに、子どもやお年寄り、若者もみんなが住みやすい街づくりが、どこでも行われるといいなと思っています。
参考:高知県「梼原町」移住応援サイト│しあわせ田舎移住計画「ゆすはら暮らふと」

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ひなりんママと申します。 小学3年女子、年少さん女子子育て中、もうすぐ第3子が産まれる気ままな自営業ママです。 仕事や家庭より、地域や学校、保育園などのボランティア活動に追われる毎日です。