職場の同僚に「子どもが保育園のうちはいいけど,小学生になったら大変よ・・・PTAとかあるし」と言われたことがあります。そのせいかPTAは大変というイメージがあり,PTA役員を引き受けたと聞くとうわぁ~,大変・・・と同情してしまいます。さらにPTAは大変らしいから私にはとても勤まらない,でも卒業までに1度はしなければいけないみたい・・・と,すっかりPTA恐怖症に陥っています。
そんな私ですが,考えてみるとPTAの何が大変なのか全然知りません。
そこでPTAの何が大変なのか調べてみることにしました。
仕事とPTAの両立
やっぱり一番はこれですね。仕事との両立。
仕事をしている人はすでに仕事・家事・子育ての3本立てです。そこに新たにPTAが加わりついに映画を超えた4本立て!!それは聞いただけでも大変だと思います。
実際に仕事をしながらPTAをした人の話によると,最近は仕事をしている人が多いため打ち合わせや会合などは日中ではなく夕方や夜に開かれることも多いそうです。確かに日中は仕事があるので打ち合わせや会合が日中にあると仕事を休まなければいけません。それに比べ夕方や夜であれば仕事を休む必要が少なくなるため助かり・・・ます?
では,打ち合わせや会合の開催時間についてそれぞれのメリット,デメリットをみていきたいと思います。
打ち合わせや会合などの開催時間,いつがBEST?
夜に打ち合わせや会合がある場合
≪メリット≫
- 仕事を休まなくてもよい
≪デメリット≫
- 子どもたちを見てくれる人がいない
打ち合わせや会合が夜にあると,旦那や両親に見てもらう,家で留守番してもらう,打ち合わせや会合につれていく,など子どもたちの対応を考えなければならなくなります。旦那や両親等子どもを見ていてくれる人がいる場合は彼らの理解と協力が必要となります。また子どもが留守番をすることができる年齢であったりそれくらいの年齢の兄弟がいたりする場合は,見てくれる人がいなくても家で留守番しておいてもらうことが可能かもしれません。さらに打ち合わせや会合の場に子どもが待てるスペースが用意されている場合は子どもを連れていくことは可能でしょう。
しかし,子どもを見ていてくれる人がいない,子どもの年齢が小さい,さらに小学生未満の兄弟がいる,打ち合わせや会合の場は大人のみのスペースしかない,などという場合にはとても夜の打ち合わせや会合に参加することはできません。経験者の中には夜の打ち合わせに子どもを連れて行ったけれど話に集中できなかったと言う人もいます。
夕方に打ち合わせや会合がある場合
≪メリット≫
- 効率よく短時間で済ますことができるようになる
≪デメリット≫
- 仕事を早く切り上げる必要がある人もいる
- 打ち合わせや会合の回数が増える可能性がある
打ち合わせや会合を夕方に開催することで子どもたちの帰りや夕飯の支度に合わせて切り上げることが可能となるため,打ち合わせや会合の時間が必然と短くなるのでは?と考えられます。そのため「集まってもすぐに始まらない」「会議が長い」など,経験者からよく聞く不満が改善されることが期待できます。
一方で,短時間になったために回数が増えてしまったということにならないよう気を付ける必要があります。
日中に打ち合わせや会合がある場合
≪メリット≫
- 普段は見られない
- 子どもの学校での様子を見ることができる
≪デメリット≫
- 仕事を休まなければならない
日中に学校へ行く機会ができるため,休憩時間等参観日などでは見られない子どもの姿を見ることができることがあります。子どもの様子を見たり知ったりすることができることは親にとって何よりうれしいことではないでしょうか?
このように打ち合わせや会合はどの時間帯で開催してもメリット,デメリットがあります。
仕事をしている人にとって仕事を休むことは負担になりますが,夜に子どもを預けたり夕方の打ち合わせの回数が増えたりすることを思うと,職場に事情を説明し思い切って仕事を休んで日中に打ち合わせや会合を行うほうが楽と言う人もいるようです。
PTAの仕事が子どもたちにつながっていない?
PTAの仕事が大変と感じる理由は仕事の内容にもあります。PTAの仕事にはさまざまなものがあります。
- PTC行事の実施やバザーの実施
- 通学路の安全確保や広報活動
など,直接子どもとのつながりが感じられるものはPTAの仕事が大変でも「子どもたちのため」と,がんばることができます。
しかしPTAの仕事の中には
- 各行事での来賓の接待や駐車場,駐輪場の整理
- 他の学校との交流会や役員の親睦会や慰労会
など,直接子どもとのつながりが感じられないものもあります。
PTAの負担を減らすためには,役員の親睦会や慰労会などを思い切ってなくしたり,駐車場や駐輪場の整理などを役員に限定せず役員以外の人にも協力してもらえる体制に変えたり,仕事内容を見直すことも必要なのかもしれません。
まとめ
大変,大変といわれているPTAですが,PTA主催の行事を楽しむ子どもたちを見ることができたり行事が問題なく無事に終わることで達成感を感じたり,PTAを通じてママ友ができたり,PTAをしてよかったと思う経験者もいるようです。
また,仕事をしながらPTA役員をする人が増えています。これは働いているからこそ見える,わかる,できる効率化や能率アップの方法をPTAに活かすことができるチャンスなのかもしれません。
きっとPTAをしてよかったと思えると期待して思い切ってPTAに飛び込んでみるというのもいいかもしれませんね。